歯科衛生士のよみもの

kindle unlimitedで本を読み漁り、感じたことを考察していくブログです。

自然科学

無我の境地

今回読んだ本は、「無(最高の状態)」(2021年)です。 無(最高の状態) 作者:鈴木祐 クロスメディア・パブリッシング(インプレス) Amazon 脳科学大好きの私としては、好みのジャンルの本でした。今回は、脳科学的な「無我の境地」についてまとめてみた…

脳内にいる4人の自分

今回は、「WHOLE BRAIN ココロが軽くなる「脳」の動かし方」(2022年)を読みました。 WHOLE BRAIN(ホール・ブレイン) 心が軽くなる「脳」の動かし方 作者:ジル・ボルト・テイラー NHK出版 Amazon 本書は、脳科学者(神経解剖学者)のジル・ボルト・テイラ…

ユニバース25実験

今回は、「それでも今の居場所で良いですか」(2023年)を読みました。 それでも今の居場所でいいですか? 作者:蓮村 俊彰 すばる舎 Amazon 本の内容としては、今自分のいる環境が人生を左右するよねということなのですが、最後の章に書かれていたアメリカで…

脳内トークの活用

今回は、「世界一やさしい自分を変える方法」(2023年)を読みました。 世界一やさしい自分を変える方法 作者:西 剛志 アスコム Amazon 著者さんは脳科学者で、様々な研究成果を引用しながら脳内トークの活用について一般人にも分かりやすく書かれています。本…

ナノカーボン

今回は、「ナノカーボンの科学 セレンディピティーから始まった大発見の物語」(2007年)を読みました。 ナノカーボンの科学 セレンディピティーから始まった大発見の物語 (ブルーバックス) 作者:篠原久典 講談社 Amazon すごいなぁと思って読んだのですが、…

ブラックホールって穴じゃなくて星だったん!?

今回は、「ゼロからわかるブラックホール 時空を歪める暗黒天体が吸い込み、輝き、噴出するメカニズム」(2011年)を読んで、ブラックホールについて全然知らないことばかりだったので、まとめたいと思います。 ゼロからわかるブラックホール―空を歪める暗黒…

発酵の科学

今回は、またブルーバックスに戻って、「日本の伝統 発酵の科学」(2018年)を読みました。 日本の伝統 発酵の科学 (ブルーバックス) 作者:中島春紫 講談社 Amazon 納豆、味噌、醤油など日本の発酵食品について詳しく書いてあるのですが、個人的に面白いなぁ…

太陽は緑色!?

今回は、「宇宙人と出会う前に読む本 全宇宙で共通の教養を身につけよう」(2021年)を読みました。 宇宙人と出会う前に読む本 全宇宙で共通の教養を身につけよう (ブルーバックス) 作者:高水裕一 講談社 Amazon 最近は宇宙とか地球の本ばかり読んでいるのか…

地球にとっての気候変動

今回は、「人類と気候の10万年史 過去に何が起きたのか、これから何が起こるのか」(2017年)を読みました。 人類と気候の10万年史 過去に何が起きたのか、これから何が起こるのか (ブルーバックス) 作者:中川毅 講談社 Amazon 地質学と言えば、中学生くら…

怪しい水を見破る科学リテラシー

今回は、「水はなんにも知らないよ」(2012年)を読みました。 水はなんにも知らないよ (ディスカヴァー携書) 作者:左巻健男 ディスカヴァー・トゥエンティワン Amazon 本書は、社会にはびこるニセ科学に対しての啓発本であり、特に水についての怪しげな商品…

遺伝子の話

今回は、「初歩から学ぶ生物学」(2019年)を読み、遺伝子について知らないことがあったので、整理しておきたいと思います。 初歩から学ぶ生物学 (角川ソフィア文庫) 作者:池田 清彦 KADOKAWA Amazon 遺伝子は生命の設計図? 本書によると、遺伝子が生命のすべ…

男と女の境界線

「LGBT理解増進法」(正式名称:「性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律」)が2023年6月16日に国会で成立し、23日に施行され話題になりましたが、私は女性だと思って生きてきたので、なんだか他人事です。 …

無意識思考

人生における決断 何か大事決断をしなければならない時、どのように考えて決断してきましたか? 私は、考えがまとまらない時やすぐに決められないことは、一旦保留にして、しばらく寝かせるようにしています。例えば、大好きな漫画を読んでその世界に入り込…

人類が生まれた意味

今回は、「生き方は星空が教えてくれる」(2013年)を読んで、人類が地球に生まれた意味について考えましたのでご紹介します。 生き方は星空が教えてくれる 作者:木内 鶴彦 サンマーク出版 Amazon 臨死体験 著者さんは、世界でも珍しい病気で仕事中に倒れ、…

砂糖の世界史

今回は、「砂糖の世界史」(2016年)を読みました。 砂糖の世界史 (岩波ジュニア新書) 作者:川北 稔 岩波書店 Amazon 本書は、砂糖がどのように「世界商品」となったのかについて説明しています。2021年の世界砂糖生産量は1億6,710万トンもあったようですが…

自由エネルギー原理

人間は脳の10%しか使われていないなんて言われていますが、脳というのはとても不思議な組織ですよね。特にスピリチュアルや進化について勉強していると、脳って一体何だろう??と、とても不思議に思っていました。 今回、「脳の大統一理論 自由エネルギー原…

菌のパワー

少し前から知ってはいたのですが、今年は家庭菜園も始めるので、ダンボールコンポストをベランダでやってみることにしました。 ピートモスとくん炭を混ぜて水を加えた単純なものです。毎日生ゴミを入れて混ぜていますが、まだ分解している様子はなくて。もっ…

時間は存在しない、今を生きる

「時間は存在しない」(2019年)は、ループ量子重力理論という理論物理学の世界を通して、どうして時間は存在しないと言えるのかを丁寧に説明されています。本書には難しい数式は書かれていませんので、安心してくださいね。 時間は存在しない 作者:カルロ・ロ…

人はトウモロコシに飼われているのかも知れない

トウモロコシと言えば、「となりのトトロ」のめいちゃんを思い出します。 日本の財政破綻(過去記事参照)に備えて、家庭菜園を始めてみようと思い、何を育てようか色々考えた結果、めいちゃんのトウモロコシがいいな~と思って種を買った後に読んだのが「世…

進化心理学で少子化を考える

「だまされ上手が生き残る~入門!進化心理学」(2010年)によると、進化心理学では生存上必要がないものは突然変異によって、やがては失われると考えます。至近要因ではなく究極要因論で考えるということです。 だまされ上手が生き残る~入門!進化心理学~…

人体は失敗作?

今回は、「人体 失敗の進化史」(2013年)を読んで面白かったのでご紹介します。 人体 失敗の進化史 (光文社新書) 作者:遠藤 秀紀 光文社 Amazon 私は歯科衛生士なので、口腔の発生は学びますが、進化って詳しく学んだことがありませんでした。ダーウィンの進…

量子コンピューター

どの国にも銀行にも所属しないお金というところに魅力を感じ、日本に何かあった時のためビットコインをちょびっと持っているのですが、量子コンピュータがビットコインの暗号技術を破ってしまうのではないかという話を聞いたことがありました。 量子コンピュ…

自然淘汰と人為淘汰

今回は植物の話です。 「面白くて眠れなくなる植物学」(2016年)によると、雑草は種から育てようとしても、全然芽が出ないのだそうです。 面白くて眠れなくなる植物学 作者:稲垣 栄洋 PHP研究所 Amazon 自然淘汰と人為淘汰 自然に生きる植物は、厳しい自然環…

ポジティブ思考をUse it 、ネガティブ思考はLose it!

人間にはネガティビティ・バイアスがあり、無意識でいるとネガティブなことやリスクばかりに注意を向けてしまうそうです。これは、生存に優位な脳の機能で、膨大なエネルギーを消費する脳の省エネ戦略でもあるのだそうです。 今回は、ネガティブ思考とポジテ…

絵を描くこと

私の将来の夢は、雲の絵が描けるようになることです。雲は白いので、白いキャンバスに描くのは難しそうですよね。 まだ、水彩画なのか油絵なのか、はたまたiPadなのか決めていないのですが、絶対に旅行とセットで老後の楽しみにしたいと考えています。 「ヒ…

災害対策していますか?

南海トラフ大地震が今後30年以内に発生する確率は70~80%とも言われていますが、皆さんはどんな災害対策をされていますか? 私は、息子3人と生き延びるべく、数年前よりキャンプ道具を徐々に買い揃えています。しかも「生き抜く」がテーマなので、保…

ゆび輪っかテスト

医療関係の方がゆび輪っかテストと聞くと、ふくらはぎかな?サルコペニアのテストかな?と思うかも知れませんね。でも、今回は無意識の話です。 サルコペニアのふくらばぎ指輪っかテスト 以前、量子力学の回で書いた「科学的 潜在意識の書きかえ方 」には、…

量子力学

スピリチュアル系の本を読むと、量子力学でも私たちの考え方は支持されているとよく書かれています。 ちょっとよく分からなかったので、松原先生の「文系でもよくわかる 世界の仕組みを物理学で知る」(2019年)を読んでみました。 文系でもよくわかる 世界の…