歯科衛生士のよみもの

kindle unlimitedで本を読み漁り、感じたことを考察していくブログです。

自然科学

人はことばで思考する

今回読んだ本は、「ことばと思考」(2016年)です。 ことばと思考 (岩波新書) 作者:今井 むつみ 岩波書店 Amazon 世界中には、こんなにも様々なことばが存在するんだという驚きと、ことばが違うことで人間の思考にどのような影響があるのかという実験がたく…

時間割引と滅びない戦略

今回は、「面白くて眠れなくなる進化論」(2015年)を読みました。 面白くて眠れなくなる進化論 (PHP文庫) 作者:長谷川 英祐 PHP研究所 Amazon 「時間割引」について書いておきたいのと、生物たちの滅びない戦略が面白いなと思ったので、まとめたいと思いま…

プラスチックごみの行方

今回は、「海洋プラスチック 永遠のごみの行方」(2020年)を読みました。 海洋プラスチック 永遠のごみの行方 (角川新書) 作者:保坂 直紀 KADOKAWA Amazon スーパーでレジ袋が有料になったり、ストローが紙製になったりして、プラスチックごみが地球環境に…

私たちは火星生物かも知れない

今回は、「辺境生物探訪記~生命の本質を求めて~」(2010年)を読みました。 辺境生物探訪記~生命の本質を求めて~ (光文社新書) 作者:長沼 毅,藤崎 慎吾 光文社 Amazon 本書は、南極や深海、地中や火山や砂漠の微生物を研究されている研究者さんとサイエン…

花に聞いてみたい

今回は、「身近な花の知られざる生態」(2016年)を読みました。 身近な花の知られざる生態 作者:稲垣 栄洋 PHP研究所 Amazon 著者さんは過去記事「お野菜マメ知識」と同じ方で、一部内容がかぶっている部分もあったので、読みやすかったです。 ddh-book.hat…

海洋酸性化

今回は、「毛 生命と進化の立役者」(2021年)を読みました。 毛~生命と進化の立役者~ (光文社新書) 作者:稲葉 一男 光文社 Amazon 著者さんは、魚の精子を研究している研究者さんです。毛、繊毛についての説明は、ちょっと私には難しくてよく分からなかっ…

お野菜マメ知識

今回は、「キャベツにだって花が咲く~知られざる野菜の不思議~」(2008年)を読みました。 キャベツにだって花が咲く~知られざる野菜の不思議~ (光文社新書) 作者:稲垣 栄洋 光文社 Amazon 私も野菜を育てていますが、知らないことばかりでとても面白い本…

テストステロン

今回は、「話を聞かない男、地図が読めない女―男脳・女脳が「謎」を解く―」(2003年)を読みました。 話を聞かない男、地図が読めない女 作者:アラン・ピーズ,バーバラ・ピーズ 主婦の友社 Amazon 過去記事「男性脳と女性脳」でも、男女の特性については学ん…

人生すべて予定通り

今回は、「〔完全版〕生きがいの創造 スピリチュアルな科学研究から読み解く人生のしくみ」(2012年)を読みました。 [完全版]生きがいの創造 スピリチュアルな科学研究から読み解く人生のしくみ (PHP文庫) 作者:飯田 史彦 PHP研究所 Amazon 本書は退行催…

神経伝達物質を極める

今回は、「脳を最適化すれば能力は2倍になる 仕事の精度と速度を脳科学的にあげる方法」(2016年)を読みました。 脳を最適化すれば能力は2倍になる 仕事の精度と速度を脳科学的にあげる方法 作者:樺沢紫苑 文響社 Amazon 脳科学大好きの私好みの本で、脳内…

日本人バッタ博士

今回は、「バッタを倒しにアフリカへ」(2017年)を読みました。 バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書) 作者:前野 ウルド 浩太郎 光文社 Amazon 著者さんはもともとアフリカでの体験をブログに書かれていて、それらを本にしているため、その時々に起きたこ…

無意識思考は存在しない

今回は、「心はこうして創られる 「即興する脳」の心理学」(2022年)を読んで、後頭部を殴られたような衝撃を受けたのでご紹介します。 心はこうして創られる 「即興する脳」の心理学 (講談社選書メチエ) 作者:ニック・チェイター,高橋達二,長谷川珈 講談社…

プラネタリーヘルス

今回は、「 腸と森の「土」を育てる~微生物が健康にする人と環境~」(2021年)を読みました。 腸と森の「土」を育てる~微生物が健康にする人と環境~ (光文社新書) 作者:桐村 里紗 光文社 Amazon 微生物の働きや多様性の重要性、プラネタリーヘルスについて…

貧乏人の野菜作り

今回は、「貧乏人は野菜を作ろう」(2021年)を読んで、あまりお金をかけずにうまく野菜を作る方法を学んだので、勉強になったことをまとめたいと思います。 貧乏人は野菜を作ろう【上中下合本版】: 食と農は近いほど良い 作者:京 育造 Amazon 私は去年から…

無我の境地

今回読んだ本は、「無(最高の状態)」(2021年)です。 無(最高の状態) 作者:鈴木祐 クロスメディア・パブリッシング(インプレス) Amazon 脳科学大好きの私としては、好みのジャンルの本でした。今回は、脳科学的な「無我の境地」についてまとめてみた…

脳内にいる4人の自分

今回は、「WHOLE BRAIN ココロが軽くなる「脳」の動かし方」(2022年)を読みました。 WHOLE BRAIN(ホール・ブレイン) 心が軽くなる「脳」の動かし方 作者:ジル・ボルト・テイラー NHK出版 Amazon 本書は、脳科学者(神経解剖学者)のジル・ボルト・テイラ…

ユニバース25実験

今回は、「それでも今の居場所で良いですか」(2023年)を読みました。 それでも今の居場所でいいですか? 作者:蓮村 俊彰 すばる舎 Amazon 本の内容としては、今自分のいる環境が人生を左右するよねということなのですが、最後の章に書かれていたアメリカで…

脳内トークの活用

今回は、「世界一やさしい自分を変える方法」(2023年)を読みました。 世界一やさしい自分を変える方法 作者:西 剛志 アスコム Amazon 著者さんは脳科学者で、様々な研究成果を引用しながら脳内トークの活用について一般人にも分かりやすく書かれています。本…

ナノカーボン

今回は、「ナノカーボンの科学 セレンディピティーから始まった大発見の物語」(2007年)を読みました。 ナノカーボンの科学 セレンディピティーから始まった大発見の物語 (ブルーバックス) 作者:篠原久典 講談社 Amazon すごいなぁと思って読んだのですが、…

ブラックホールって穴じゃなくて星だったん!?

今回は、「ゼロからわかるブラックホール 時空を歪める暗黒天体が吸い込み、輝き、噴出するメカニズム」(2011年)を読んで、ブラックホールについて全然知らないことばかりだったので、まとめたいと思います。 ゼロからわかるブラックホール―空を歪める暗黒…

発酵の科学

今回は、またブルーバックスに戻って、「日本の伝統 発酵の科学」(2018年)を読みました。 日本の伝統 発酵の科学 (ブルーバックス) 作者:中島春紫 講談社 Amazon 納豆、味噌、醤油など日本の発酵食品について詳しく書いてあるのですが、個人的に面白いなぁ…

太陽は緑色!?

今回は、「宇宙人と出会う前に読む本 全宇宙で共通の教養を身につけよう」(2021年)を読みました。 宇宙人と出会う前に読む本 全宇宙で共通の教養を身につけよう (ブルーバックス) 作者:高水裕一 講談社 Amazon 最近は宇宙とか地球の本ばかり読んでいるのか…

地球にとっての気候変動

今回は、「人類と気候の10万年史 過去に何が起きたのか、これから何が起こるのか」(2017年)を読みました。 人類と気候の10万年史 過去に何が起きたのか、これから何が起こるのか (ブルーバックス 2004) 作者:中川 毅 講談社 Amazon 地質学と言えば、中学生…

怪しい水を見破る科学リテラシー

今回は、「水はなんにも知らないよ」(2012年)を読みました。 水はなんにも知らないよ (ディスカヴァー携書) 作者:左巻健男 ディスカヴァー・トゥエンティワン Amazon 本書は、社会にはびこるニセ科学に対しての啓発本であり、特に水についての怪しげな商品…

遺伝子の話

今回は、「初歩から学ぶ生物学」(2019年)を読み、遺伝子について知らないことがあったので、整理しておきたいと思います。 初歩から学ぶ生物学 (角川ソフィア文庫) 作者:池田 清彦 KADOKAWA Amazon 遺伝子は生命の設計図? 本書によると、遺伝子が生命のすべ…

男と女の境界線

「LGBT理解増進法」(正式名称:「性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律」)が2023年6月16日に国会で成立し、23日に施行され話題になりましたが、私は女性だと思って生きてきたので、なんだか他人事です。 …

無意識思考

人生における決断 何か大事決断をしなければならない時、どのように考えて決断してきましたか? 私は、考えがまとまらない時やすぐに決められないことは、一旦保留にして、しばらく寝かせるようにしています。例えば、大好きな漫画を読んでその世界に入り込…

人類が生まれた意味

今回は、「生き方は星空が教えてくれる」(2013年)を読んで、人類が地球に生まれた意味について考えましたのでご紹介します。 生き方は星空が教えてくれる 作者:木内 鶴彦 サンマーク出版 Amazon 臨死体験 著者さんは、世界でも珍しい病気で仕事中に倒れ、…

砂糖の世界史

今回は、「砂糖の世界史」(2016年)を読みました。 砂糖の世界史 (岩波ジュニア新書) 作者:川北 稔 岩波書店 Amazon 本書は、砂糖がどのように「世界商品」となったのかについて説明しています。2021年の世界砂糖生産量は1億6,710万トンもあったようですが…

自由エネルギー原理

人間は脳の10%しか使われていないなんて言われていますが、脳というのはとても不思議な組織ですよね。特にスピリチュアルや進化について勉強していると、脳って一体何だろう??と、とても不思議に思っていました。 今回、「脳の大統一理論 自由エネルギー原…