今回は、「世界を統べる者 ー「日米同盟」とはどれほど固い絆なのか?-」(2022年)を読みました。
本書では、過去記事「グレート・リセットって!?」からさらにこの世界を統べる者たちの具体的な部分に踏み込んだ話になっております。
色々言いたい方もいるとは思いますが、ここはまず著者さん方の話を聞いてみて、そのあと自分の考えを巡らせてみてはどうかと思います。
本書によると、日米同盟を誤解している日本人が多い、政治家ですら分かっていないということです。
具体的には、「日米安全保障条約」のもと実定法としての「日本国憲法」があるため、アメリカから見た日本というのはアメリカです。日本とアメリカは別々の国ではなく、戦後から結合双生児のように対等な一体物だそうです。ですので、もしも他国が日本に攻めてきた場合は日米合同軍が戦いますし、経済の面ではアメリカのドルを裏支えしているのは日本の円です。日米同盟というのは、経済安全保障と軍事の二つが互換的に、互恵的に成り立って機能しているのだということでした。
また、この関係は皇室があるからに他ならないということです。天皇は大統領よりも格上の存在であり、イルミナティのご存在です。第二次世界大戦において日本が戦争に負けて他国に分割統治されるのを防いだのはアメリカであり、戦争放棄条項を入れることで日本、皇室の存在をを守ったということでした。
日米同盟の背景に、1954年(昭和29年)に公布された「MSA協定」(Mutual Security Act、日本国とアメリカ合衆国との間の相互防衛援助協定)というものがあります。この協定は条約であり国際法であるため、日本国憲法とは次元の異なる上位にあたる取り決めになります。つまり、日本国憲法うんぬんの前から日米関係の大枠はすでに取り決められているということです。しかし、一部の人間しか内容も意味も理解しておらず歴代総理でさえ分かっていないということでした。
また、秘密保護法で守られているため、内容を知っている人がむやみやたらに一般の人々に話すと、刑罰の対象となるそうです。
一般的には「相互防衛援助協定」「農産物購入協定」「経済措置協定」「投資保証協定」の4つの協定で成り立っているということですが、ざっくり言うと「日本とアメリカの経済安全保障を互恵関係に置くということを目的とし、その目的を軍事で裏支えしていく」というものだそうです。
本協定により武器を日本がアメリカから買い取る際は購入金額の一律10%がアメリカにプールされ、積み立てられるというシステムがあるそうです。一方、「極東における国際の平和及び安全の維持に共通の関心を有する」ともあり、例えば尖閣諸島でなにか起きた時にはアメリカも出ていかなければいけないという、アメリカにとっての縛りにもなっているそうです。アメリカの軍事維持にかかる費用は莫大なものですよ。
また、日本円を1,000億円以上刷るときにはMSA協定によって、 10%の手数料をアメリカに出すことになっているそうです。MMT理論で言われるように、お金を刷れば良いじゃないかという話は無理だよという話でした。
「ビルダーバーグ会議」という国際会議をご存知でしょうか。以下にホームページからの翻訳を掲載します。
1954 年の第 1 回会合以来、毎年開催されるビルダーバーグ会合は、ヨーロッパと北米の間の対話を促進するための非公式な議論のフォーラムとして機能してきました。毎年、この会議には、産業界、金融、労働、学界、メディアからの政治指導者や専門家約130名が招待されています。参加者の約 3 分の 2 はヨーロッパから、残りは北米からです。 3分の1は政治と政府から、残りは他の分野から。この会議は、主要な問題について非公式に議論するフォーラムです。会議はチャタムハウスルールに基づいて開催されます。このルールでは、参加者は受け取った情報を自由に使用できますが、講演者や他の参加者の身元や所属は明らかにされません。会議は非公開であるため、参加者は公的立場ではなく個人として参加するため、所属事務所の慣例や事前に合意された立場に拘束されません。そのため、時間をかけて耳を傾け、熟考し、洞察を収集することができます。詳細な議題はなく、決議案も提案されず、投票も行われず、政策声明も発表されません。
本書によると、このビルダーバーグ会議はフリーメイソン活動の一環なのだそうです。世界の経済一般、貿易、政治動向に至るまでをコントロールして、紛争がなるべくおこらないようにしようという趣旨で行われているそうです。日本人が正式参加者としてこの会議に呼ばれたことはなく、これは、日本は独立国として世界一般的に認められていないからということでした。
ビルダーバーグ会議は、ダボス会議(世界経済フォーラム)の上位にあたる会議であり、円とドルのバランス、為替レートも実はこの会議で決まるのだそうです。
さあ、しれっと通り過ぎてきましたが、イルミナティってなに?フリーメイソンってなに?陰謀論とかに出てくる空想ではないの?ということですよねw。
本書によると、フリーメイソンというのは世界の各文明の智慧者の集まりであり、国連はフリーメイソンがつくったものだそうです。アメリカはフリーメイソンの番頭のような存在となっていますが、彼らは平等を重んじるため、国連事務総長にはマイナーな国の出身者が多いのだそうです。フリーメイソンに加盟している国の紙幣には目のマークが入るそうです。日銀のマーク、確かに目にも見えますねぇ…
一方、イルミナティは外交使節団みたいなものであり、私たちより高次元の生命体(宇宙人?)と交流し、その方たちから知恵をいただいている存在なのだそうです。日本の皇室と同様、引き継ぎを綿々と行い、交渉のノウハウと権限を持っている、イルミナティの系譜のなかにある人でなければできない仕事です。彼らは国際的な機関に対して細々と調整を与えていくというのではなく、とにかく世界の平和を維持し、なおかつ世界が人類として発展・進歩するために存在しているということでした。
本書で説明されている「世界を統べるもの」の図を書き直して私なりに書き加えてみました。
ビルダーバーグ会議→IMF→ダボス会議へと決まった内容がおりてくるそうなので、ダボス会議はこの図で言うと4階層くらいですかね。
また、2階層にいるロスチャイルドは分かりますが、長老って何なんでしょう。エヴァンゲリオンの喋る板(ゼーレ?)をイメージしてしまいました。
正直、世界が違いすぎて「ほぇ〜」という言葉しか出てきません(笑)多分、死ぬまでイルミナティ様方と話すことも会うこともないでしょうし、フリーメイソンの方々には、どうか地球全体が平和で安全になるよう頑張ってくださいとしか言いようがないです。
本書を読んで感じたのは、過去記事「アマテラスの暗号」でも書いたように、日本の皇室は世界最古の王家であり、天皇がいたから日本が世界最長の国家として存続してきたのだという畏怖の気持ち、そして日本の食料自給率の低さは「どげんかせんといかん!」ということです。特にタンパク質の源である大豆の個人自給率を上げるべく、今年も大豆を植えようと思いました。
一度も他国に占領されなかった日本という国を誇りに思うし、日本人に生まれて良かったと感謝したいです。