歯科衛生士のよみもの

kindle unlimitedで本を読み漁り、感じたことを考察していくブログです。

人類が生まれた意味

今回は、「生き方は星空が教えてくれる」(2013年)を読んで、人類が地球に生まれた意味について考えましたのでご紹介します。

 

 

臨死体験

著者さんは、世界でも珍しい病気で仕事中に倒れ、余命1週間と言われました。そして、心臓停止30分後蘇生するまでの間に2度の臨死体験を経験したそうです。過去記事でアニータさんの臨死体験について書きましたが、時間や場所を自由に行き来でき、その当時の状況を後から確認すると、その通りだったというのも共通しています。

 

ddh-book.hatenablog.com

 

幼少期の不思議な体験を思い出し、過去に行ってみると、幼少期に聞いた声は自分だったという話は、ハリーポッターかよ!と思いました(笑)。著者さんは小学校3年生で手作りの望遠鏡を作って星空観察をしていたほどの宇宙大好き人間であり、過去、未来に自由に行き来できるのであればと、宇宙の始まりや太古の地球を見に行ったそうです。

 

 

宇宙の始まり

著者さんが見た宇宙の始まりはビックバンではなく、「膨大な意識」の中に生まれたひずみだったそうです。このひずみを解消する動きが宇宙のエネルギーの流れになったそうです。

この「膨大な意識」というのは、アニータさんも感じた「無限の自己」と同じものだろうと思います。

 

 

月の誕生と超古代文明

また、誕生したばかりの地球に月はなかったのだそうです。巨大彗星が太陽に近づいた際に、ガス化した水分が地球に吸い取られ、残った核が月になったということでした。その際、地球の水分が急増し、地球環境や重力が大きく変化したということです。

著者さんは回復後に月が誕生した時期は1万5千年前ということを導き出し、人間は文化的な生活を営んでいて、旧約聖書にあるノアの箱舟の物語が世界各地にある大洪水の伝承とも辻褄が合うということでした。

さらに、月が誕生する前、人類は高度な文明社会を持っていて、人間と恐竜は一つの生態系の中で生きていたそうです。しかし、この超古代文明は地下にあり、洪水により失われたのだそうです。

確かにアトランティスムー大陸マヤ文明など超古代に発展した科学技術があったのではないかという話もありますよね。恐竜が大きいのも、重力が今より軽かったということなら理解できそうです。

 

 

人類が生まれた意味

人類は「進化論」に適応した結果生まれたのではなく、植物の生態系を維持するために動物が生まれ、種々雑多な生命のバランスを管理するものとして、進化の最終段階で生まれてきたのが人間だったのだそうです。

そう考えると、地球環境を破壊する現在の人間の経済活動は極めて不自然な状態だと言えます。しかし、2126年に地球に彗星が衝突し、世界中の核爆弾を一箇所に集めて爆発させたくらいの被害になるかもしれないということで、宇宙ステーションを建設したり、核爆弾を用いた衝突回避策が練られていたりするそうです。アルマゲドンの世界観ですね。

人間は資本主義経済を発展させて莫大な資金を集めることで、彗星の衝突を回避するような計画すら立てられるように発展したとも考えられると思いました。

 

 

資本主義社会からの転換

人間の本来の役割が地球の生態系を維持することだとすると、過去記事マルクス 資本論で学んだことと同じく、やっぱり私たちは、資本主義社会から転換していく必要があると思いました。

 

ddh-book.hatenablog.com

 

本書でも「太古の水」「太陽光を使ったゴミ処理システム」が紹介されていますが、お金儲けのためではなく、一人一人が地球のためにできることを考えていくことがこれからの人類には必要になるだろうなと思います。

 

 

まとめ

本書の内容は、ちょっと信じられないくらい突飛で、映画の中のお話しのようです。しかし、人間は地球環境を壊すから絶滅した方がいいという意見も腑に落ちなかったし、だからと言って、今の科学技術の発展は何になるのかという思いもありました。本書を読んで、人類が地球に生まれた意味を納得できた気がします。

彗星が地球に衝突する2126年に私は恐らく生きてはいませんが、私の孫かひ孫世代が人類の役割を果たし、地球を、地球上の全ての生命を守ってくれると信じたいです。