今回は、「ドイツ人のすごい働き方 日本の3倍休んで成果は1.5倍の秘密」(2024年)を読みました。
書いてある中身としては過去記事「GoogleのITエンジニア」とあまり変わらないなという印象で、よく分からなかったことも多かったので、他にもドイツについて書かれた本をいくつか読んできました。
ドイツ人について学んだことをまとめたいと思います。
ドイツでは、仕事の休憩時間にも、日曜日には家族や友人と森を散歩します。幼稚園や小学校のイベント(日本のように多くない)も森へ行くそうです。これはどの本にも書かれていたので間違いないです。

ドイツといえばシュヴァルツヴァルト(黒い森)が有名ですが、国土に占める森林面積は日本の方が広いようです。日本人だと、森に行くというよりも山登りになってしまいますね。日曜日には法律でお店がほとんど閉まっているというのも、森に行こうかとなる理由の一つだと思いました。
これは、空気を読まないと言ってもいいかも知れません。とにかく、自分の意見ははっきり言うし、服装も流行りに流されず、自分が着たいものを着るということでした。普段のコミュニケーションでも「あなたの意見」を求め、同じ意見は求めていません。「こんなこと言ったら嫌な気持ちになるかな?」というのは日本人的考え方になりますので、ドイツに行く際(多分日本以外の移民の多い国で)は気をつけましょうね。
ドイツでは2〜4週間の長期休暇を取る習慣があり、年が明けるとすぐ皆で決めてしまうのだそうです。休みが集中しないよう、夏休みも学校ごとにずらしてあり、国外のリゾート地でダラダラしたり、ハイキングに行くのが一般的だそうです。これは、キリスト教の仕事観(労働は罰)によるものだと考えられます。

また、病気休暇は有給休暇とは別に与えられ、特に診断書などを出さなくても申し出れば認められる休みです。無理して仕事をするよりも、休んだ方が生産性が高く効率が良いということを管理職側も分かっているということでした。
ドイツではスタッフが長期いない、突然いないというのが当たり前で、誰も文句は言いません。基本的にはアサインメント(割り当てられた仕事)以外はしないドイツ人ですが、誰かが休みだと分かると、手を挙げて他の人が仕事を引き受けてくれるそうです(学校のイベント等でも保護者の役割は希望制で、問題なし!)。もちろん、休み明けに自分のポジションが無くなっているなんてこともありません。そのためのバックアップがしっかりと考えられているということでした。
ドイツは法律が多いと聞いたことがありますが、言語化が好きなのか、しっかりとマニュアルがあるので他の人でも業務を遂行できるということのようです。また、仕事の優先順位を的確に判断し、重要ではない仕事はさっさと後回しにしてしまいます。電車も時間通りに来ないドイツです。日本のように約束の内容や期限にこだわったりもしないようです。
「ある特定の要素2割が全体の8割の成果を生み出している」というパレートの法則からも、日本人は真面目すぎで細部にこだわりすぎなのかも知れません。ドイツでも残業はある(ゼロではない)ようですが、振替できる法律があり、ブラック的働き方は皆無になります。むしろ、毎日残業をするような人は無能だと思われるそうです。
「犬と子どものしつけはドイツ人にさせろ」と言うくらい、ドイツ人はしつけに厳しいそうです。子どものしつけは親の責任であり、公共の場所で騒いだりしません。小学校では、「今度、プールがあるから泳げるようにしておいてください」という連絡まで来るそうです。そして、10歳で自分の進路を決めなければいけないというのも大変だなと思いました。

何より驚いたのが、とにかく整理整頓を徹底して教えているということです。ドイツ人の家に招待されると、夫婦の寝室まで案内され、モデルハウスのように物が少なく、きれいに整えられているそうです。もちろん、オフィスでも帰宅時には何もない状態というのは驚いてしまいます。片付けには命をかけているとまで書かれていました(笑)
どうやったらそんな子どもに育てられるのか、ドイツ人に教えてもらいたいです…。我が家の惨状を見て、涙が出てしまいました(T_T)
本書を読みながら歯科衛生士の働き方をずっと考えていたのですが、限られた人数で回している歯科医院が多く、ドイツのように自由に休むなんて難しいのが現状だと思います。休むためには人を雇ってもらう必要があり、人件費がかかります。では、歯科衛生士の「生産性を高める」とはどういうことなのかとChatGPTに聞いてみたら、「歯科衛生士の生産性=時間あたりの価値の創出力」と返ってきました。価値というのは、売上だけでなく、患者の満足度やスキルを含みます。
ということは、①歯科衛生士が生産性を高め、利益を出し、人員を増やしてもらう?これは、頑張った個人の給料を上げてよという話になりそうです。では、②人員を増やし自由に休みが取れるようにすれば歯科衛生士の生産性が高まる?これは、多分そうですが、歯科衛生士不足で求人しても応募がないというのが現状です。それなら、③何かをやめるというのも時間当たりの価値を高める一つの手法なのかなと思いました。ドイツ流に、それは本当にしなければいけない仕事なのか?もっと効率化できないか?というのを考え、話し合ってみても良いのではないかと思います。
私も、日本人は前例を変えられずに仕事を増やしてしまう傾向があるよねと本書を読みながら思いました。
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