歯科衛生士のよみもの

kindle unlimitedで本を読み漁り、感じたことを考察していくブログです。

時間術

今回は、ムダがなくなり、すべてがうまくいく 本当の時間術(2024年)を読みました。

 

 

本書は、時間術について論文を引用して説明していて、とても面白く、勉強になりました。特に、今後誰かに話したいというものを書いておきたいと思います。

 

 

 

「難しいけれど大事な挑戦を前にしておじけづき、自分から障害を準備して、失敗しても仕方ない状況をつくり出す」現象を"セルフ・ハンディキャッピングと呼ぶそうです。試験の前や大切なプレゼンの前になると、なぜか余計なことをしてしまう、あれですね。

セルフ・ハンディキャッピングをやりがちな人は、脳の「帯状回」における局所灰白質の体積が大きくなるそうです。「帯状回」には、感情の反応を調節する役割があるため、自尊心のための弁解行動を繰り返すうちに、人間としての「感じる力」が徐々に抑えられていくということでした。

恐ろしいですね。

 

 

多すぎる自由は不幸せ

 

2万人を調査した研究では、自由時間を楽しめるピークは「2時間」であり、それ以降は幸福度が徐々に低下していくことが分かったそうです。つまり、ただ仕事や学校を辞めて自由時間を得るだけでは、すぐに自由が重荷になり、幸せを実感しにくいということです。定年後に「濡れ落ち葉」と呼ばれる人のことが目に浮かびます。

しかし、生産的な活動、(1)自分で行動を自由に決められること (2)社会的な活動につながること (3)自分特有の強みを発揮できることのある活動をする場合は幸せの低下は見られなかったそうです。

私も退職して「自由」になりましたが、毎日幸せです^ ^ お金にはなってないけど(笑)YouTubeとか、イラスト投稿とか、楽しくて仕方ないし、学校から帰ってきた息子たちの顔が見れて、何かあればすぐに対応できるというのは、本当に良かったなと思います。

 

 

具体的な計画を立てる


途中にしていることがらが延々と記憶に浮かび続ける現象
「ザイガルニック効果」と呼ぶそうです。だから、脳のリソースを増やすために、過去記事「集中力」でもTODOリストに書いて、一旦頭から出すという話でした。

 

ddh-book.hatenablog.com

 

そして、IF‐THENの形でできるだけ具体的に、そして、期限を決めることも大事だそうです。運動の習慣化における研究では、「いつ(時間)」「どこで(場所)」やるかまで計画した参加者は、そのうち91%が翌週きちんと運動をしており、単に運動の効果の説明を受けただけの参加者の約6.2倍にもなったそうです。

 

さらに、その計画のスタートは少しフライングして始めると、達成しやすいという研究もあります。

洗車場で「1回洗車するたびに1個スタンプを押して、8個スタンプがたまれば『洗車1回無料プレゼント』」というスタンプカードを渡すという実験です。ただし、カードは次の2種類に分かれていました。

【A】8個のスタンプ用の空欄があるもの

【B】10個のスタンプ用の空欄があるが、すでに2個分押してあるもの

カードの償還率を分析すると【A】は約19%だったのに対して、【B】は約34%だったそうです。つまり、計画を立てたら、少し早めに始めることで、すでに少し「積み上がった状態」となり、達成率が上がるということでした。

これは、すごく分かる気がします。うまく利用できそうですよね。

 

 

「時間」を最初に問う

 

慈善活動への参加及び寄付を呼びかけるという研究では、冒頭のセリフを2パターン用意しました。

【A】「慈善活動に時間を使うこと」への興味について聞いてから「寄付行為」について聞く

【B】「寄付行為」への興味について聞いてから「慈善活動に時間を使うこと」について聞く

すると、【A】は【B】よりも2倍近い金額を寄付し、4.3倍の参加者が実際に慈善活動に参加したのだそうです。

この研究は、ハードルが高そうなことが現れたら、そのことがらに関わる「時間」についてまず考えることで、それをしている時の自分をイメージしてみようということを示しています。「いいな」と思えば、自然に実行してしまうということです。

これを使わない手はないですね。

 

 

体温を上げる

 

0.17℃という、ほんの少しの体温上昇で、ワーキングメモリや反応速度が上がり、ポジティブな気分まで上昇することが分かっているそうです。そのため、朝から冷水シャワーを浴びて体温を上げることで、最高の1日が送れるということでした。

体温が上がれば良いので、ウォーキングとかランニングも良さそうですよね。

 

 

9エンダーズ

 

何かあった時に覚えておきたいと思ったのが、「9エンダーズ」です。人は新しい10年が近づくと、急に今までしなかったことをやりたくなるのだそうです。年齢の下一桁が9に近くなると、「自分の人生はこれで良かったのか?」と危機感を覚え、良くも悪くも衝動的な行動に走ってしまうということでした。

不倫出会い系サイトの登録者、自殺者、マラソンの初挑戦者なんかで、下一桁が9の人が多かったのだそうですよ。

 

 

まとめ

 

他にも、テストの振り返りはすぐしたほうが良いとか、時間をムダにせず、楽に、効果的に生きる方法が色々と書かれています。研究なので、今回の研究対象者では○○という傾向が見られたというだけであり、自分にも当てはまるとは限りません。でも、最初の一歩やゴールまでの道のりが少しでも楽になるのなら、やってみる価値があると思います。やっぱり、できるだけ具体的に自分の未来の姿をイメージできるというのが達成につながるんだなと本書を読んで改めて思いました。

 

ぺにょは、イラストACで歯科のイラストも投稿しています!
歯科衛生士のぺにょで検索! ↓↓

無料イラスト素材【イラストAC】