歯科衛生士のよみもの

kindle unlimitedで本を読み漁り、感じたことを考察していくブログです。

理想の自分になる方法

今回は、「CHANCE チャンス」(2017年)という本を読みました。

 

 

本書は成功者になる方法がテーマですが、赤いフェラーリに乗りたいとか、大豪邸に住みたいとか、雑誌で特集されるような有名人になりたいとかいうのは全くないので、理想の自分になる方法として読みました。

 

世界の法則

考えがあって、次に言葉になって、行動になる。それが現実の結果になっているというのが世界の法則だそうです。自分の理想の自分になるためには順番を逆にすることで変われるということでした。行動⇒言葉⇒考えとなるということになりますが、本書について考察していると、目標⇒行動⇒言葉⇒考えの順番だなと思ったので、以下に説明します。

 

①目標

本書の冒頭に「あなたはビジネスで成功したいのですか?それとも人生で成功したいのですか?」というセリフが出てきます。行動するためには明確な目標を持つことが必要ですが、コロコロと目標が変わってしまっては何も達成できません。

「「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」(2014年)には、やりたいことが分からない人は「自分が何をすれば他人が喜ぶだろう」という視点で考えて、「自分中心」を捨てることがゴール設定の前提条件だと述べられています。

 

「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!

「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!

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自分が心から望むもので、かつ、誰かの役に立ち、達成可能な目標を見つける必要がありますね。案外ここが重要で難しそうです。理想の自分を考える際には視野を広く、視点を高くするように意識する必要があると思いました。

 

②行動

次は、思いついたことをすぐに実行すること。チャンスをうまく捉えると、良い波に乗ることができます。一方、行動しない人は成長できず、永遠に同じところで愚痴を言って過ごすことになりかねません。目標にしたい人の真似をして、その人になりきって行動すると良いそうです。

 

③言葉

言葉も目標にしたい人の真似をすると良いそうです。また、「~したい」や「~と思う」は使ってはいけません。「~します!」と言い切ることで、目指している自分の状態をはっきりさせ、耳から脳に入っていきます。

ついつい言ってしまいそうなので、注意しないといけませんね。

 

④考え

もし、①~③ができたとしても、心のどこかで自分にはできないと思っていると、理想の自分にはなれません。自分の中にあるブレーキに気付くのはかなり難しいことですが、アファメーションをして自分に言い聞かせて考え方を修正したり、メンターや専門家からサポートしてもらえるとよさそうですね。

また、考え方はポジティブでもネガティブでもだめだそうです。中道(一方に偏らない穏当な考え方・やり方)で最高の状態と最悪の状態を計画に含めます。

二元論的考え方は危険で、常に選択肢を5つ考えるというエラー・フリーの考え方が役に立つと思いました。

 

ddh-book.hatenablog.com

 

過去は未来が変える

本書の物語の中で主人公は大きな失敗をしますが、後に振り返ると貴重な学びだったという場面があります。過去の価値は未来が決めるもので、今辛くて苦しい状態だったとしても、未来では良い経験をさせてもらって大事な学びを得たと思える時が来ると信じて一生懸命生きることが大事だなと思いました。ドラクエやFFで経験値を貯めて、次のステージに進むんだと思うと、辛くても楽しめそうです。

 

まとめ

本書を読んで、理想の自分になるのは、案外簡単にできるかもしれないと感じました。失敗や困難は次のステージに進むためのボス的存在であり、避けても何度も同じ失敗や困難が待っているので、そこから学んで行動や言葉、考えを変えて行こうと思います。

あ、違います。

今後は失敗から学び、自分の行動や言葉、考えを自分の理想に変えていきます!(笑)