歯科衛生士のよみもの

kindle unlimitedで本を読み漁り、感じたことを考察していくブログです。

コンフォートゾーンを飛び出そう

今回は「Go Out(ゴーアウト)飛び出す人だけが成功する時代」(2023年)を読みました。

 

 

 

本書を書かれたのは、眼科のお医者さんです。なので、眼科についての最新研究も書かれていたところもとても面白かったです。

 

 

3万年前に日本列島に船で渡ったホモサピエンス

本書を書かれたきっかけは「サピエンス日本上陸 3万年前の大航海」(2020年)という本だということでした。「日本人はどこから来たのか? 3万年前の航海の謎を解く NHKクローズアップ現代+取材チームの全記録」(2019年)であればKindle Unlimitedでも読めたので読んでみましたが、これは本当にすごいプロジェクトです。読みながら一緒に海を渡っている気持ちになり、すごくドキドキしました。ホモサピエンスはGo Outすることで人間の本来持つ力を覚醒させたということが良く分かる内容でした。

 

 

 

 

 

T型人材になる

本書を読むと、著者さんの経歴や考え方がGo Outしっぱなしで、過去記事ノマドワーカー」の高城氏と同じ雰囲気を感じます。ただただすごいなぁと感心しきりでした。

 

ddh-book.hatenablog.com

 

そして、本書の中で一貫して勧めるのが「T型人材になる」ということです。一つの分野を深く掘り下げるだけでなく、並行して横(他の分野)にも広がりをもって学びましょうということです。著者さんは眼科医・教授として深い知識や経験を持ちながら、ベンチャー企業を立ち上げたり、アンチエイジングに取り組んだりと横の広がりを実践されています。

私は海外に飛び出すほどのGo Out力は持っていませんし、過去記事自然淘汰と人為淘汰」雑草のように、一人ひとり違って良いと思っています。

 

ddh-book.hatenablog.com

 

それでも、本書を読んでこれからの世の中、一つのことを掘り下げるだけでは通用しないということもよく分かりましたので、他分野のことも意識的に学んでいきたいなと思いました。

 

 

バイオレットライト

また、眼科の先生らしく、眼に関する研究について面白かったのでご紹介します。

一つ目はバイオレットライトについてです。よく耳にするブルーライトは、パソコンやスマートフォンなどのディスプレイからも発生する光で、可視光線の中で380nm~495nmの青色光の光線です。一方、バイオレットライトは太陽光に含まれる360~400nmの紫の光で、目にある「非視覚型光受容体」のうちの〔OPN5〕を刺激するのだそうです。このバイオレットライトは近視と関係があることが研究で明らかになっており、〔OPN5〕が活性化すると目の血流が良くなり、近視を予防できるのだそうです。

つまり、「ゲームばっかりしてないで、外で遊ぼう」というのは、子どもの目にも良いということですね。私も近視なのですが、バイオレットライトを沢山浴びれば今からでも良くなりますかね?

 

 

レーシック手術をすると目が0.9㎜大きくなる

もう一つ面白かったのは、レーシック手術をすると男女関係なく可愛く、若々しくなるそうです。目が大きくなったのではないかと実際に計ってみると、コンタクトレンズをしている人よりもレーシック手術を受けた人の目の大きさが平均0.9㎜も大きくなっていることが分かったそうです。

ちょっと面白かったので、目のどこが大きくなるのだろう?と思って論文にアクセスしてみたところ、眼瞼裂の平均幅が増加したということでした。つまり、より瞼が上がるようになって、目が大きくなったということです。

歳をとると目が小さくなるとよく言われますが、可愛く、若々しくなるならレーシックもいいなと思ってしまいましました。

 

 

まとめ

著者さんは年間200冊の本を読んでいるそうですが、私も負けずに沢山の本を読んで横の広がりを広げていこうと思いました。また、読むだけではだめで、使わなければ意味がないというのも何度も学んできていますので、意識してコンフォートゾーンを抜け出して、Go Outしていこうと思います。レーシック手術は…考えておきます(笑)