歯科衛生士のよみもの

kindle unlimitedで本を読み漁り、感じたことを考察していくブログです。

天才達の好奇心

今回読んだ本は、イェール大学の人気講義を書籍化した「イェール大学人気講義 天才~その「隠れた習慣」を解き明かす」(2022年)です。

 

 

本書は、何が彼らを天才にしたのか、天才の特徴的な思考や行動パターンを14のレッスンに分けて説明しています。その中で私が特に気になったのが、「Lesson5 強い学習意欲を育てよ」という章です。

 

諸葛孔明の好奇心

過去記事「リチャード・P・ファインマンでも書いている通り、私は色々なことに興味を持つ人になってほしいという願いを込めて、息子に諸葛孔明の字名からいただいて名前をつけました。ファインマン教授も実に好奇心旺盛で何にでも興味を持ち、誰にでも質問できる人です。そして、どちらも「天才」と言って間違いない人物だと思います。

 

ddh-book.hatenablog.com

 

IQよりも好奇心

本書によると、天才かそうでないかにIQは関連がないのだそうです。この世の中を変える人は、知識の大半を時間をかけて自分自身で獲得しているというのが、天才について研究して分かったことの一つです。また、成功者と天才には共通の性質として、いくつになっても学習中毒だという点があり、やはり、勉強ができる子よりも様々なことに好奇心を持って挑戦する子になってほしいという私見とも一緒だなと思いました。

 

新しいことに挑戦する

では、どのようにすると好奇心や学ぶ力を養えるのかというと、多少怖いなと思うことでも、新しい経験にオープンになることが大事だそうです。以前読んだクリエイターが書かれたデザイン関係の本にも、いつもと違う場所に行ってみる、コンビニでいつもは買わないものを買ってみることが新しいアイディアにつながると書かれていました。日本人は特に変化を嫌うところがあるので、意識して新しいことに挑戦する必要がありますね。自分の認知症予防のためにも常に新しいことに挑戦し続けたいです。

 

質問する力

もう一つは、質問すること、そしてその答えをよく聞くことです。ソクラテスに倣い、知らないと言うのを恐れずに尋ねること、聞いて学びとることが大事だそうです。過去記事でもソクラテスの「無知の知について学びましたが、天才や賢い成功者は自分の知識をひけらかしたり、マウントを取るようなことは一切なく、自分の知らない事、分からない事があれば臆せず聞いてくるというイメージがありますね。無知の知を知っている人物です。きっと彼らは聞いた内容から学びとるだけでなく、すぐに行動・応用するのではないかなと思いました。

 

ddh-book.hatenablog.com

 

 

まとめ

GWは雨が多かったので、息子達とDr.STONEをシーズン1から一気見したのですが、みんなですごくワクワクしながら見ました。夏休みは砂鉄を集めて鉄を作ってみようか!とか、水を電気分解してみようか!なんて話をしています。

 

 

天才には遺伝的要素と本人の努力、運や行動力、ここぞという時の集中力など様々な要素があるようですが、天才にならなくても好奇心って大事だよねと本書を読んで再確認できました。

色々な事に興味をもって、多少怖いなと思っても挑戦してみる、これは我が家の家訓にしようと思います。