歯科衛生士のよみもの

kindle unlimitedで本を読み漁り、感じたことを考察していくブログです。

貧乏人の野菜作り

今回は、貧乏人は野菜を作ろう(2021年)を読んで、あまりお金をかけずにうまく野菜を作る方法を学んだので、勉強になったことをまとめたいと思います。

 

 

私は去年から家庭菜園を始めた、2年目初心者🔰です。お隣の祖母の庭を勝手に耕して、去年はとうもろこしとブロッコリー、人参、玉ねぎを作りましたが、祖母がやめろと言わないので(笑)さらに芝生を剥いで、小石だらけの土地を耕し今年はもっとたくさん植えようとしています。(楽しくてしょうがないんですw)

 

 

畝は平らに、マルチはピッタリ

 

畝作りってやってみると結構大変なのですが、平畝はきれ〜に平らにならし、マルチをピッタリと貼ることが大事だのだそうです。終わってから斜めに見ると鏡面のように真っ平らに仕上げないと、隙間に溜まった空気が苗を痛めてしまうそうです。

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そして、寒い時に黒マルチだと思っていたら、黒マルチは地温を上げず、透明マルチは地温を上げるものだと知りました。全く逆だと勘違いしていました!

 

祖母の庭は小石が多いので、ざるで土を振るって小石を取り除かないことには真っ平にはならないのが悩ましいところです。

 

 

大潮防除

 

去年は、ブロッコリーを虫さんにずいぶんかじられ、害虫防除の難しさを学びました。

 

本書には大潮防除というのが紹介されており、

『月のリズム(月齢)を意識して、満月か新月の前後にあたる大潮の時に防除する方法。虫(害虫)はこの時期に産卵することが多く、孵化直後のまだ弱い一齢幼虫をねらえることから、害虫の防除に効果が高いと言われている』

のだそうです。

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満月の時には人間のお産も増えると聞いたことがあります。人も虫も同じなのですね。害虫防除には予防が大事なようなので、今年は月齢も意識してみようと思います。

 

 

納豆スプレー

 

うどんこ病に効果のあった安価な方法として、納豆スプレーが紹介されていました。納豆小さじ1杯に冷ましたお湯を少し入れてスプーンで潰し、さらにお湯を混ぜてペットボトルへ入れ、上まで水を満たすだけだそうです。フードプロセッサーで潰すと粒が残らず短時間にできるそうです。なお、展着剤※にはダインという澱粉糊を使っていることでした。

※展着剤:使用する薬液の付着、拡展、固着を改善し、その効力を増進させる補助的薬剤 

 

Webで防虫を検索していると、お酢に唐辛子とニンニクを入れたスプレーが出てきたので、今年はそちらも試してみようと思っています。また、有機栽培でも使える農薬があったり、自然農法ではそもそも堆肥も除草も防虫もしなかったりと、農業というのは奥が深いなぁと思いました。

 

 

カラス対策

 

カラスは上から畑の様子を見ていて、作業が終わると舞い降りて野菜を突付いたり、植えたばかりの苗を引き抜いて遊んだりする困った存在のようです。我が家の周りにもカラスはたくさんいますので、これは問題ですね。

 

鳥の被害は防鳥糸が安くて簡単で効果があるのですが、カラスは歩いて獲物に近づくのだそうです。なので、裾の部分を10cmほど地面に沿わすようにして側方を防護するように糸を張ると効果があるということでした。

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カラスが歩いて来るなんて、初めて知りましたし、その状況をイメージすると笑ってしまいますよね。

 

 

獣害対策

 

獣害対策には、愛犬の毛を切り取り、袋詰にして周囲にぶら下げると来なくなるそうです。犬を飼っていない場合は、ペットショップで譲ってもらえとのことでした。

シカには狼のオシッコという商品が効果的だそうですが、幸い我が家は比較的町中なので、害獣はノラネコくらいしか来ないのではないかなと思います。

 

害獣被害が出る場合に備え、知っているだけでもお得な知識ですね。

 

 

土嚢袋で腐葉土作り

 

本書の著者さんも枯れ葉を土に埋めて毎年腐葉土を作っているそうですが、もっと上手に小さい畑ー15平方メートルで45品目をつくりこなす(2023年)では、枯れ葉を土嚢袋に入れて腐葉土を作る方法が紹介されていました。

 

 

ダンボーコンポストと雑草コンポストはしていますが、畑がどんどん広くなるため全然足りません(笑)ふかふかの土にするためにも、枯葉での腐葉土作りもチャレンジしたいと思います。

 

 

まとめ

 

色々な本を読みましたが、野菜作りというのは、本によって書かれていることが全く違います。特に、農家さん向けの本や農家さんに指導されているような方が書いた本、有機栽培の本、自然農法の本では、書かれていることが根本から違うので、何を信じて良いのか分からなくなります。

確かに、農薬はあまり使わない方が良いのではないかと思いますし、無農薬で自分で作った野菜は本当に歯ざわりや味が違いました。一方、平安時代から牛糞が堆肥として使用され、鎌倉末期には人糞尿が肥料として用いられるようになったというのを読むと、自然農法で言われるような無肥料栽培までしなくても、日本人は健康で長生きなんじゃないかなとも思います。

とどのつまり、いつもの私の考え方通り、色々やってみて、自分が良いと思った野菜作りをすればいいということですね。