今回は「白本」1〜5(2013~2023年)を読みました。
ノマドワーカーという言葉を初めて聞いて、すごい日本人がいるんだなぁと知ったので、ご紹介します。(どうしても親目線になってしまうのはご了承ください。)
ノマドワーカー
Wikipediaで検索すると、
ノマドワーカーは、ノートパソコン、スマートフォン、タブレット端末などを使い、Wi-Fi環境のある喫茶店やコワーキングスペースなど、通常のオフィス以外のさまざまな場所で仕事をする人を指す日本語の表現。また、そのような働き方を、「ノマドワーク」という。
とありましたが、本書の高城剛氏は世界中を股にかけて拠点を持たずにお仕事をされているようです。海外旅行はしたことがありますが、常に世界中を転々とする生活というのは、私には想像できません。時差ぼけですぐに身体を壊してしまいそうです…
海外から見た日本人
本書は、高城剛メールマガジン「高城未来研究所 Future Report」の読者とのQAコーナーを再編集したもので、ひたすらQとAが書かれただけの本でした。著者さんは、Qの一つひとつにとても真摯に回答されていて、自分の哲学を持った方であり、その仕事のスタイルとか生き方に憧れる人がたくさんいるんだなと分かりました。
その中でも、海外在住だからこそ感じる日本人の良いところは強みにしたいなと思いました。
仕事の段取りが上手
日本人は、システマティックに物事を組み立てるのが上手な民族なのだそうです。様々な国を旅して仕事をされてきている方がそういわれるので、そうなのでしょう。
実は、私もこの段取りは比較的得意だと自負しています。私も海外で働けるでしょうか?
これから必要な能力
これから必要になる能力として英語とコンピュータという話が何度も出てきました。子を持つ親としては耳ダンボになってしまう部分です。
英語と言われると、今はスマホで翻訳してくれるしと思ってしまいましたが、もっとリアルにコミュニケーションを取れる英語力のようでした。留学するとか、インターナショナルスクールに行くとか、公立学校で勉強するレベルではなさそうです。
コンピュータというのは、PCを自分で組み立てて仕組みを理解したり、アプリケーションを使えるようになるといったことのようです。こちらは好きなら、必要なら熱中するでしょうから、見守って、手助けすれば良いなと思いました。
会いたい人に会いに行く
本書を読む限り、著者さんはとにかく行動的な方で(本書では多動力と表現)、会いたい人がいれば世界中どこへでも会いに行くのだそうです。
先日読んだ「ハイパフォーマー思考 高い成果を出し続ける人に共通する7つの思考・行動様式」(2022年)にも成果を出し続けるハイパフォーマーは、人との出会いや縁を大切にしていると書かれていました。
そこで、エニアグラムタイプ9(平和をもたらす人)の息子は現状を好み、変化を避けるタイプなので、「人との出会いがある方」と「ない方」の選択肢があった場合は「出会える方」を選ぶといいね、なんて話をしていたところだったのですが、上には上がいるものです。世界中…どこへでも……レベチでした(笑)。著者さんはタイプ7(熱中する人)かもですね。
まとめ
自分の信念を持って、お金に目をくらますことなく利他的に仕事をしていると、世界中どこででも働けるんだなと思いました。もし、息子が将来海外で働きたいと言った時には、息子の哲学、信念、教養(どれだけ本を読んだのか)をしっかりと確認してから送り出そうと思います。