今回は、「叶恭子・トリオリズム 完全版」（2008年）がkindle unlimitedで読めたので読んでみました。同じ日本人とは言え、完全に住む世界の違う方のお話は面白いです。…全然参考にはなりませんが（笑）
叶恭子
叶姉妹と言えば、ダイナマイトボディーでセクシーな服を着てテレビに出ていたイメージですね。最近はテレビも見なくなったので、今一体おいくつなんだろうとググってみると、お姉さんの恭子さんは1962年10月7日生まれの60歳、妹の美香さんは1967年9月23日生まれの55歳だそうですよ！本書が出されたのは46歳の時ですが、今でもオフィシャルブログは更新されていて、お元気そうで何よりです。
セレブリティを落とす方法
恭子さんによると、超セレブな方々は実はとても孤独で、心の鎧を脱いで弱音を吐ける女性を求めているのだそうです。また、目が合ったゼロコンマ数秒の間にLOVEが生まれるそうで、3秒以上の熱い視線で見つめ、相手が何かを感じ取った瞬間に目線をそらすというチャーミングな技を繰り出した後、「先ほどお貸ししたハンカチを後で返してくださいね」と声を掛けるのだそうです。そこで、「は？ハンカチなんて貸していませんが」なんて返すのはLOVEセンスなしのダメ男。「二人でスペシャルな夜景を見ながら極上のソーテルヌでも飲みませんか？」が正解です。
過去記事「目線を合わせる」でもこの目線テクニックは書かれていましたので、恭子さんのLOVEテクニックは本物だと思いました。
財力は愛のバロメーター
また、一番のプレゼントをしてくれたその時に、インフォームド・コンセントをするそうです。何を説明し同意を得るのかと言うと、「お金が無くなったときは、愛せなくなる」ということを最初に言っておくのだそうです。
恭子さんが今までで一番キュートでゴージャス、ラブリーなプレゼントはマネー・トゥリー（金のなる木）で、ハーフミリオン（数千万円以上）の本物の札束がぶら下がったもです。この時ばかりは涙がにじんで、彼の不細工な顔が見えなくなった（一瞬でLOVEを生んだ）そうですよ。あなたがイケメンであれば、茶封筒に土地や不動産の権利書、株券などの有価証券を入れてプレゼントすればOKです。
ジョブ理論で考えると、セレブリティーは恭子さんを雇用して達成したい目的「ジョブ」が達成できるため、お金に糸目は付けないということだと思いました。恭子さんは、相手のジョブを見極める能力がずば抜けているのでしょう。
今を生きる
恭子さんは「3時間後のことも考えていない」と妹の美香さんに言われているのだそうです。自分の感性、本質、心地よさに忠実に従い、潔く選んできた結果が恭子さんの人生なんだなと理解しました。
人の数だけ人生の考え方がある。私にはダイナマイトボディーもないし、セレブリティなアマンもいないけど、自分が心から良いと思う人生を自分で選ぶという点では恭子さんの生き方に同意したいです。
余談…。
余計なおせっかいですが、歯科の立場からすると数多の男性とお付き合いするのはあまりお勧めできません。むし歯菌であるミュータンス菌は3歳くらいまでに家族などから唾液を介して感染しますが、歯周病菌は思春期以降、30代後半までに感染すると言われています。大人になってからの付き合いでは、むし歯菌はもらわないかもしれませんが、レッドコンプレックスと言われる歯周病菌の中でも特に重度の歯周病になってしまう菌をもらう可能性があり、自分自身が重篤な歯周病になってしまう恐れがあります。セレブリティにそのような菌を持つ方はいないのかも知れませんけどね…
まとめ
絶世の美魔女と言えど、生物ですから皆年を取り、身体も脳も衰えます。完璧なボディーを目指すの恭子さんが老いに対してどのように完璧をコントロールいくのか、ちょっと気になりますね。いつまでも美しく、一般人とは違う世界を体現し発信し続けて欲しいなと思いました。
