今回は、「先延ばしと挫折をなくす計画術 無敵の法則」(2021年)を読みました。
著者さんは放送作家をしながらコンサルトもされる超多忙な方で、そのような日々をどうすればミスなくこなせるのか、それまでの失敗経験から学んだ計画の立て方について書かれています。
読んだ印象としては、過去記事「メタ認知_2」の著者さんのような、他人の10倍仕事ができてしまうタイプの人だなという印象で、読んでいるだけで心臓はバクバクして、息苦しくなりました。
しかし、著者さんの口腔ケアへの取り組みが素晴らしかったので、参考にしたいと思った計画術と一緒にまとめたいと思います。
スケジュールはカーナビのようなものであり、ゴールを設定することで、そこに自動的に意識が向かうようになる効果があるのだそうです。なので、スケジュールに目的を見える化させることにより、明日の会議は〇〇が目的だから、こんな資料を準備しておこうとか、事前に関連本に目を通しておこうといった、目的に沿った準備が自然にできるようになります。
著者さんはGoogleカレンダーで分単位でのスケジュール管理をされており、寝る前にはスケジュールを確認しながら翌日のシュミレーションをされているということでした。
スケジュールに目的を書くことで、ただ誰かと会う、なんとなく会議に出るといった無駄な時間が無くなる良い方法だなと思いました。私も早速実践しようと思います。
また、家族と買い物に行くや母親に電話するといった家族との予定もスケジュールに組み込むと良いそうです。
確かにそうですよね。旅行などの予定は仕事の予定が入る前に入れておけと言いますもんね。
私も、家族との時間を色分けして、先に入れておこうと思いました。
著者さんは毎日のルーティンも全てスケジュールに入れているそうです。それこそ、寝る時間、起きる時間、身支度の時間、ゴミ捨ての予定など全てです。これまでの失敗経験から自分を信じておらず、スケジュールに組み込めば忘れないということでしたが、確かに、アラームをセットしておけばスマホが教えてくれますから便利ですよね。
私はLINEのリマインくんを使っていましたが、スケジュールに入れてみるのもいいなと思いました。
さらに細かいタスクはスプレッドシートを見ながら行い、モレがないようにしているそうです。帰ったらカバンの中身を全て出してカバンを拭くとか、スマホ、アップルウォッチなどを充電するとか、これまた全てです。
過去記事「失敗しない仕事術」のチェックリストを思い出しました。
これら上記が合わさると、以下のような記述になるのが理解できるかと思います。
お風呂も、22時30分から20分間と決めています。お風呂にスマホも持ち込みます。スマホにお風呂でやらなければならないことが入力されているからです。
・歯間ブラシでプラークを取り除く
・糸ようじを使ってプラークを取り除く
と書いてあります。
(中略)
よくよく考えてみると、歯磨きをするのは、虫歯の原因となるプラークを完全に取り除いて虫歯に備えるのが目的です。
だから「プラークを取り除く」とスケジュールに記載しています。
いやもう、素晴らしいですよね!
歯科衛生士目線で言うと、年齢的にも目的は「虫歯の原因となるプラークを取り除く」というより、「歯周病の原因となるプラークを取り除く」の方がいいのかなと思います。歯間部や歯周ポケットに潜む嫌気性菌(酸素が苦手な菌)を意識してプラークを除去していってほしいです。
子どもと生活していると、いくら綿密にスケジュールを組んでも、全く、全然、これっぽっちも思い通りにはなりません。なので、子育て中のママは、本書は読まなくてもいいかなと思います(笑)
一方、時間管理や仕事の進捗がなかなかうまく行かない人は、自分にピッタリのアイデアが見つかるかもしれませんね。私も、一度試してみて、良さそうなら、心をかき乱されない程度に使っていきたいと思います。