歯科衛生士のよみもの

kindle unlimitedで本を読み漁り、感じたことを考察していくブログです。

稼ぎ方は多く知っていて損はない

今回は、夢と金(2024年)を読みました。著者はキンコン西野亮廣氏です。

 

 

他書でもオンラインサロンなどについてよく言及されている西野氏ですが、彼の本を読んで、彼の話を聞きたい人が多いのも納得だなぁと思いました。彼の言う稼ぎ方についてまとめたいと思います。

 

 

 

西野氏は個人で吉本興業やCHIMNEY TOWNのクラウドファンディングを作って、支援総額は約5.7億円にもなるそうです。クラウドファンディングには販売系と支援系があり、目的に合わせた内容を検討する必要があります。支援系のクラウドファンディングでオリジナルのグッズやTシャツを売ろうとするのは、費用対効果が悪すぎてナンセンス、お金の使い方を知らないと公言しているようなものだということでした。

確かに、このプロジェクト頑張ってほしいと思うから支援するわけで、Tシャツなんかほしくないし、要らないですよね。

 

 

ファーストクラス

 

高価格帯サービスに対してクレームを入れる人がいますが、例えば飛行機でファーストクラスを全てエコノミークラスにした場合、エコノミークラス席は値上げしなければ飛行機を飛ばすことができなくなります。高価価格帯の商品がある世界は、一般人にも恩恵があることを理解しておく必要があり、高価格帯の商品がない世界では、お金に余裕のない人からお金をとる世界が待っています。

また、自分が高価格帯の商品を考える時は、役には立たないけど意味のあるもの(ラグジュアリー)にはいくらでもお金を出すという富裕層の思考や行動様式を知っておく必要があるのだということでした。

VIP席の横を通る時は、「ありがとうございます!」と感謝しましょう。

 

 

ファンが欲しいものを売る

 

顧客が買うのは機能ですが、ファンは意味を買います。「機能」で差別化を図れなくなり、「機能」以外のものを売っていかなきゃいけない世界線では、この「ファン」を深く理解しておく必要があるということでした。

ファンを作る上で大切なことは、「応援シロ」を作る事だそうです。つまり、「自分がどこに向かっていて、今、どれくらい足りないのか?」を周囲に共有し続けることが大切になります。

顧客をファンにして、商品に「応援代」の乗せることができれば、もう機能で競合することなく稼ぐことができますね。

 

 

建築費を回収する家

 

西野氏は東京と川西の二拠点生活をしているそうで、2022年に家を建てる際、家に建築費を稼がせようと考えたそうです。そして、レンタルスペースのニーズがある家を建て、家主が留守にしている時も働いて、すでに建築費の「1/10」は回収しているのだそうです。

家はお金を貯めて建てるものという先入観は良くないなと思いました。しかし、私は基本いつも家にいるし、自分がいない間に他人が我が家に入った痕跡があるのはちょっと嫌ですね…(笑)この方法は、意見が分かれそうです。

 

 

NFT

 

NFTとは、暗号資産(仮想通貨)と同じく、ブロックチェーン上で発行および取引される「偽造不可な鑑定書・所有証明書付きのデジタルデータ」のことです。AIに作らせた画像をNFTで限定販売することで、自分の活動資金を稼いでもらっているそうです。また、「ウォレット(個人購入履歴)は誰にでも見れる」という特性を利用して、支援したことを証明するNFT(メダル)を作ったそうです。NFTは人を助けるために必要なお金を集めるツールになるのだそうです。

私もこのブログの最初の記事として書いたのが、ブロックチェーンについてでした(過去記事「教科書が読めない子どもたちとDAO」)。ブロックチェーンのゲーム(SAND BOXやBrilliantcrypto)もやってみたいとETHを少しだけ持っていて、NFTには興味があります。これを読んで、自分でNFTを作ることは難しいけど、ゲームにチャレンジしたり、もっと勉強してみても良いなと思いました。

 

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まとめ

 

お金が無ければ、とりあえず始めてみることもできない、お金があれば、選択肢が増える、選択肢を増やすために稼ぎ方を多く知っていた方が良いというのは20代の頃は全く考えたこともありませんでした。しかし、本書を読んでみてそれも一理あるよなと思ったし、お金に執着するのではなく、その先で何をしたいのかを見失わないようにしないと、ただの犯罪者(詐欺や盗みもお金を稼ぐ手段)になる可能性がある考え方だとも思いました。

お金の価値観というのは人それぞれですが、「お金のメンタルブロック」(過去記事参照)を外して、やっぱり「お金はありがとう」で生きていきたいなと思いました。

 

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