歯科衛生士のよみもの

kindle unlimitedで本を読み漁り、感じたことを考察していくブログです。

コーチング

以前からコーチングには興味がありましたが、今回は、変革的コーチング 5つの基本手法と3つの脳内習慣(2023年)を読んで、とても参考になったので、大事だなと思ったことをまとめたいと思います。コーチングの本はなかなかunlimitedでは読めないので、貴重です!)

 

 

 

内面に働きかける

 

外側の問題、つまり目の前に見えている問題の解決ではなく、クライアントの視野を広げ、考えられるような質問をしたり、気づいたことを伝えたりすることで内面に働きかけることが大事です。目の前の問題は、クライアントの思い込みや固定観念が影響して起きていることもあり、そこに自ら気付くことができれば、ブレイクスルーが起きます。この気づきは決して心地よいものではなく、葛藤や不快感を伴う場合もあるそうです。

コーチン

コーチはクライアントの力を信じて、何でも言える環境(心理的安全性)を整え、時にはクライアントが答えを出すまで辛抱強く待つことが大事だと思いました。

 

 

アクティブ・リプレイ

 

クライアントの言葉を要約したり、相手の感情の変化に気付いてそのままに伝えたりすることで、内省を促すことができます。「あなたの立場を正しく理解しているか確認する」という立場でクライアントの話したことを改めて語り、スタート地点を明確化します。クライアントの「~したい」「~しなくてはいけない」という言葉には特に注意して、矛盾や葛藤が潜んでいないか、潜んでいたとしたら、それをそのまま伝えることで気づきを促します。

コーチはクライアントに寄り添うことに徹して、決して判断したり、良いと思われる選択に誘導しようとしたりしてはいけません。無意識にも自分の価値観が出ないように注意し、クライアントに全集中することが大事だと理解しました。

 

 

目標を立てて次の行動を約束する

 

コーチは常に会話がどこを目指しているのかを把握していますが、時にはクライアントに確認して改めて目標を作り直すことも必要になります。本当の目標が分かれば、最良の解決策が見つかります。クライアントの不安が浮かび上がった時には、「もし勇気があるなら何をしたいですか?」「何をしないと1年後後悔しそうですか?」と聞くことで、本当の目標が出てくる場合があります。クライアントが沈黙した場合は「今何が起こったのか、教えていただけますか?どんなことが分かりましたか?」言語化を促します。クライアントがどんな物語の結末を望んでいるのかをクライアント自身に気付いてもらうことが大事だと分かりました。

そして、そこで終わってしまっては絶対にダメで、必ず「では、次に何をしますか?」と問い、行動に導く必要があります。

☑これから何をしますか?

☑いつまでにしますか?

☑何が障害になりそうですか?

☑上手くいかない場合、どんな方法や助力が望めますか?

☑新しく得た視点と今後の自分の計画について、どう思いますか?

これらの行動に移す質問までを忘れずに使えるようになりたいですね。

 

 

まとめ

 

本書には、コーチが「正しい質問」にとらわれてクライアントに集中できない状況にならないようにしなければならないと繰り返し述べられています。また、コーチのスキルが多少足りなくてもコーチングをして良い、「コーチングを受けて死んだ人はいない」とも言っています。

改めて、この「コーチング」というのは私の好きな手法だなと思いました。構成主義者でエニアグラムタイプ2の私にピッタリだと思いました。

 

ddh-book.hatenablog.com

 

そして私も、身近な家族から、コーチングを意識したコミュニケーションを取っていきたいなと思いました。まずは息子と一対一でじっくり話せる環境を作って(これがなかなか難しい)、「宝地図」を見ながら将来のことについて話してみようと思います。

 

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