今回読んだ本は、「見るだけで9割かなう!魔法の宝地図」(2020年)です。
タイトルからは、「引き寄せの法則」に近い内容かなと思いましたが、中身はほぼほぼ自己啓発だなと思いました。
自己啓発好きの私が読んでも、とても内容がまとまっていて、実例(主に海外)や研究も多くて参考になりましたので、ぜひ頭に入れて生活したいなと思ったところをまとめたいと思います。
願望の多くは0.2秒で心から離れてしまうそうです。つまり、願望の寿命は0.2秒しかないということです。それは、脳が勝手に無意識レベルで「できない理由」を探すからなのだそうです。
宝地図を毎日3分眺めることで、自分の願望を何度も確認して強化し、肯定的メッセージや既に夢が叶ったというイメージを自分の無意識に植え付けることで、言い訳を出せなくする効果があるのだと理解しました。
過去記事「受験・資格の勉強法」でも学んだように、写真などのイメージを貼ると脳に残りやすく、とても効果的なようです。
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省エネ体質
人間は見たいものしか見ないということです。本当に必要なもの、望むものでなければ、目に触れていても存在に気付きません。
- ブレやすい
環境など周りに流されやすいということです。固定観念や社会通念、常識に影響を受け、情報操作や印象操作で簡単に騙されてしまいます。 - 内省を嫌う
「退屈」を極端に嫌い、本当の自分と向き合い、自己対話することが欠けている人が多いということです。内省の重要性に気付くべきですね。 - 報酬を求める
人が人生で行うすべてのことは、危険を最小化し、報酬を最大化する脳の決定に基づいているそうです。適切な「報酬」を設定することが自己実現に必要な「行動」を起こす鍵となります。
宝地図を作成したら、それを見ながら毎日自分に問いかけを行います。
これは、過去記事「無意識思考」を使ったやり方だなと思いました。答えは出なくても、自分に問いかけることで、フォーカス・シフトが起きて新しいアイディアが浮かんでくるそうです。
「どうしたら、こうなれる?」
「理想の未来の自分なら、今の自分に何とアドバイスする?」
これは、忘れないよう、宝地図の下に大きく紙に書いて貼っておきたいですね。
また、伝え方についての話が参考になりました。人が1つのことに注意を向けられる平均時間は、8秒しかないのだそうです。じゃあ、どうやって45分とか60分の授業をすればいいの!?という話ですよね。著者さん曰く、以下の2つのことだけをすればいいのだそうです。
- 物語を語り、聴き手の心を動かす
- 最後に秘密を提示して、利き手を次のステージに誘う
特に、最後の数分にクリフハンガー(崖っぷちにぶら下がる者)と言われる「秘密」を匂わせるテクニックが大事だそうで、具体的には、①変化前の過去の姿を伝え、②変化後の現在の姿を伝えたのち、③「私の変化の秘密を知りたい人はいますか?知りたい人は○○をしてください」と行動を促すという方法(BAS法)を編み出したということでした。
日本人は年明けに書き初めをしますが、これも一つの宝地図だなと思いました。私も今年のうちにコルクボードなど必要な材料を買って、来年の年始めに私の宝地図を作りたいと思います。息子達も一緒にしないかな?クリフハンガーを使った伝え方で誘ってみます。