歯科衛生士のよみもの

kindle unlimitedで本を読み漁り、感じたことを考察していくブログです。

知的生産の心得

今回は、外資系コンサルの知的生産術 プロだけが知る「99の心得」(2015年)を読みました。

 

 

相変わらず、コンサルという人たちは頭がいいなぁと感心します。特に知的生産を生業にしているわけでもない私ですが、これ生活の中でも大事だよねと思ったことをより理解するため、まとめておきたいと思います。

 

 

知的生産

 

そもそも、知的生産って何?と思いググってみると、「頭を働かせ、新しい情報をつくりだすこと」と書かれていました。様々な情報を関連づけたり、視点を変えたり、想像力を働かせて反証したりして、他の人が気づかないことに気づくことだと理解しました。また、気づいたことをプレゼンすること、そして、具体的な行動の提案まですることが知的生産と言えそうです。

「行動まで」というところは、コーチングと同じだなと思いました。

 

ddh-book.hatenablog.com

 

 

答えが出ない時

 

答えが出ない時は、「問の立て方」か「情報の集め方」に問題があるのだそうです。「考える」ことと「悩む」ことは別物であり、考えれば(短い時間)自ずと答えは出てくるものだということでした。

これは、そうだと思うし、違うとも思いました。過去記事「無意識思考」では、必要な情報を脳にインプットし、問いを立てることで無意識に脳が情報を整理し、答えを導き出しますが、いつ答えが出てくるのかはわかりません。

 

ddh-book.hatenablog.com

 

問いを立て、必要な情報を集めても、すぐに答えが出ない場合もあると理解し、しばらく放っておくことも有用なのではないかと思いました。ただ、問いが本質からズレていたり、情報が不十分ではやはり答えは出ないので、答えがすぐに出ない時は見直しを検討してもいいですね。

 

 

 

帰納法とは個別的・特殊な前提を組み合わせて、一般的・普遍的な結論を導き出していく推論法です。例えば、①これまで日本で死ななかった人間はいない、②これまでアメリカで死ななかった人間はいない→(結論)人間はいずれ死ぬ、という考え方です。

 

一方演繹法は、一般的・普遍的な前提を組み合わせて、個別的・特殊な結論を導き出していくという推論法で、①人間はいずれ死ぬ、②ぺにょは人間である→(結論)ぺにょはいずれ死ぬ、となります。

 

演繹法が前提さえ正しければ必ず正しい結果が出るのに対して、帰納法は例え前提が正しかったとしても、必ずしも正しい結果を出せるわけではないということが分かります。

イノベーション帰納法で考えるときに生まれるそうです。頭がカチコチに凝り固まらないよう、帰納法演繹法の両方で物事を考えるクセをつけたいなと思いました。

 

 

アイディアの質はアイディアの量に依存する

 

過去の偉大な芸術家や発明家は「質」だけでなく「量」においても図抜けた実績を残している人物が多い。ピカソは二万点の作品を残し、アインシュタインは二百四十本の論文を書き、バッハは毎週カンタータを作曲して、エジソンは千件以上の特許を申請しました。

 

これは、常に心に留めておきたい知識だと思いました。頭に浮かんだアイディアは未熟だからと恥ずかしがったりせずどんどん出すべきだということが分かりました。息子達にも事あるごとに伝えていきたいです。

 

 

まとめ

 

AIの発達に伴い、これまでの仕事の多くが無くなるのではないかと言われていますが、この知的生産はまだまだAIでは代替不可能なのではないかと感じました。知的生産のクオリティと出力を向上させるためには、良質のインプットが欠かせないということなので、これからも本をたくさん読んで、面白いなと思ったことはブログにまとめていきたいです。