歯科衛生士のよみもの

kindle unlimitedで本を読み漁り、感じたことを考察していくブログです。

時間がない?

過去記事「片付けの習慣化」で玄関の靴を揃えるようにしてから、我が家の玄関は随分きれいになりました。

 

ddh-book.hatenablog.com

 

生活習慣を変容させるのには平均66日かかるということだったので、長いスパンで取り組み続けたことが良かったのだと思います。私がいつも靴を並べるので、息子たちも少しだけ靴をキレイに脱ぐようになりました。

 

 

習慣化に関する本

今回は、また習慣に関する本を読んでいて時間について考えたのでご紹介します。

 

「理想の人生を作る習慣化大全」(2019年)は、習慣化するためのアイディアが65個(行動習慣26個、思考習慣18個、感情習慣15個、環境6個)も紹介されています。「楽しいことは続くけれど、苦しいことは続かない」を前提に書かれているので、あの手この手で自分を乗せながら習慣化させていくといった感じで、息子達にも応用できそうだなと思いました。

 

 

 

また、「習慣を変えれば人生が変わる」(2017年)はどちらかと言えば自己啓発本で、言い訳せずに実行しなさいといったニュアンスの強い本でした。習慣化を阻む最たる言い訳は「時間がない」であり、テレビやSNSを見ない、いつもより早く起きるという対策が紹介されていました。

 

 

 

 

時間がない

確かに子育てをしているといつも時間なんてないです。長男・次男が双子だったので、自分の時間、例えば、ゆっくりお風呂に入る時間やトイレで用を足す時間すらもありませんでした。食事中も息子達から目が離せないので、自分自身は何を食べたのか分からないほどのかき込み食べ。1人になろうとしても息子達がどんないたずらをしているか分からないし、常にママを探しに来るので、瞑想したり好きな映画を見ることも出来ません。そもそも、一人になれても家事に追われ、ゆっくりできる時間なんてコマ切れです。

世のママ達が言う、「時間がない」は本当に「時間がない」と思うし、リスキングしろとか、働けとか、正気を疑うレベルです。

 

 

時間はないのか?

一方で、「時間は作るものだ」とよく言われますよね。

私もこのブログを始めてから、ランニングやダンボーコンポスト、家庭菜園をはじめており、朝や土日にすべき日課が増えています。時々する瞑想や、このブログの執筆に要する時間もそうです。本は読み上げ機能で家事をしながら聴けるとしても、他は確実に時間が必要になるはずです。

しかし、それらをこなす時間が何故かあるんですよね(笑)以前は、いつもバタバタで出勤していたのに、今はちゃんと野菜たちに水やりをして、ダンボーコンポストを混ぜてから毎日出勤しています。土日は(天気が良ければ)30分くらい近所を走ってから一日がスタートしますし、雑草を抜いたりと野菜のお世話もしています。

以前は朝からこれ以上用事は入らない、ランニングなんてする時間はないと思っていたのに、驚きです。

 

 

子どもが成長したから?

時間ができた理由の一つは、子ども達が成長して、少しくらい目を離せるようになったからというのはあると思います。私がいない間は(いない方が)兄弟仲良く遊んだり、テレビを見たりしていますし、私が30分くらいいない状況にも慣れてきているなと感じます。

 

 

早起きするから?

これもあるかも知れません。年を取ってきて、昔のように長く眠れなくなったように思います。起床時間は変わりませんが、起床時間前に起きてゴロゴロしていることも多く、朝のスタートが以前よりも良いのかも知れません。

 

 

家事レベルがアップした?

無駄な動きを可能な限り省いて動けるようになっているのかも知れません。家事レベルが年々上がっているのは間違いないです。

 

 

パーキンソンの法則

英国の歴史学者政治学者シリル・ノースコート・パーキンソン(英語版)の著作『パーキンソンの法則:進歩の追求』、およびその中で提唱された法則。


第1法則

仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する


第2法則
支出の額は、収入の額に達するまで膨張する

Wikipediaより)

 

人間は時間を与えられると、それを全部使い切ってしまうという習性があるようです。つまり、夏休みの宿題が8月31日になると驚異的な集中力で何故か終わるように、出勤の時間までにすべきことで時間を使い切るよう、無意識に時間配分している可能性があります。

 

 

"する"と決めてしまえば、時間はできる

以上のことから、「時間がない?」に対する私の答えは、「"する"と決めてしまえば、時間はできる」です。これまで述べてきたように、起床時間は変わらないにもかかわらず、これまでよりも多くの用事を済ませることができるようになっています。

"する"と決めたので、家事レベルがアップしたし、"する"と決めたので、子ども達もママがいない時間に慣れてきたのではないでしょうか。

逆に言うと、しなければ、時間を家事レベルはそのままですし、しなければ、ママがいない時間に慣れることはなく、自分の時間は増えません。

何か習慣化したいと思ったら、"する"と決めてしまう、これが一番良い解決方法なのではないかと、実体験から思います。

 

 

まとめ

ランニングはともかく、野菜に水をあげる、ダンボーコンポストを混ぜるという行為はものの2~3分しかかからない行動です。冷静に考えて、わざわざ"する"と決めなくても2~3分くらいどうにか捻出できないかなと思いますよね。

しかし、その2~3分すら使わせないパーキンソンの法則の影響力は恐ろしいものがあります。生活習慣を変容させるのに約3ヶ月、"する"と決めてし続けることが大事だと思いました。