過去記事「将来の日本」で少子化が進んだ未来の日本について考えましたが、すごく興味深かったので、
「未来の年表 人口減少日本でこれから起きること」(2017年)
「未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること」(2018年)
「未来のドリル コロナが見せた日本の弱点 未来の年表」(2021年)
「未来の年表 業界大変化 瀬戸際の日本で起きること」(2023年)
をkindle Unlimitedで読み漁ってきました。
特に自分に関係しそうな状況を整理し、考えていきたいと思います。
最近も野菜の値段が高騰していますが、高齢化の影響が大きいそうです。特に農業分野には若手が少なく、耕作放棄地が増えています。日本は稲作は農機具・機械が充実していて、ノウハウもあるため高齢者でも作ることができますが、キャベツなどの重量のある野菜は体力的負担が大きく、手作業になるため続けられないのだそうです。
これからはスーパーに行っても野菜少ししかなく、自分で作らなければ食べられない時代が来そうですね。
高齢者が増えると、どうしたって自宅や外出先での不慮の事故が増えます。ヒートショックや転倒による怪我が起きた時、もし、一人暮らしであればすぐに見つけてはもらえないかも知れません。
お風呂場では足を滑らせて溺れる危険がありますし、嚥下機能も落ちますので、餅を詰まらせたら命に関わりますね。
老老介護や認認介護も問題になっている中、何とか救急車を呼べたとしても、すぐには来てもらえなくなります。
労働人口の減少は、救急隊員不足にも影響します。ただでさえ24時間勤務で過酷な仕事なのに、救急隊員の平均年齢も高齢化し、頻繁な救急要請にはとても応えられなくなります。地方のガソリンスタンドは後継者不足で次々に閉店し、整備士不足で古い救急車は整備もままなりません。
経営の成り立たない地方の病院は潰れ、毎回遠くの病院に搬送しなければならないとなれば、当然、有料化の方向に向かいます。
先日も救急車有料化を検討というニュースが出ていましたね。
ライフラインである水道や電気、ガスは、常に整備が必要であり、過疎地域では維持管理に莫大なコストがかかります。技術者が不足する中、配管の交換が必要になったタイミングで、過疎地域の料金は値上げせざるを得ないだろうということでした。
日本は災害大国であり、そのような地域で災害が起こると、何ヶ月もライフラインが復旧しないといった事態になりそうです。ガソリンスタンドがなければ、灯油が手に入らず、冬場の寒さを凌ぐのも大変です。
「それでもそこに住み続けますか?」という選択を迫られる地域が広がっていきそうです。
災害時、頼りになるのが自衛隊や警察官ですが、こちらも人手不足と高齢化が進みます。自衛官候補生の採用上限年齢を上げたり、定年退職後の再任用を行っていますが、そのうち60代の自衛官が80代~90代の命を守るようになるということになるそうです。
先日も北朝鮮からミサイルが飛んできたようですが、国防の上でもあやういですね。多くの外国人が移住したり土地の購入したりすれば、戦争なんて起こさなくても日本は乗っ取ることができてしまうようですが。
コロナの影響やオンラインゲーム、習い事、公園の騒音問題、働き方改革による部活動の廃止など、子どもの体力低下もこのような職種に影響しそうだなと思いました。
そして、どの本にも必ず書かれているのが、若者が職場や地域に少なくなり、中年以上ばかりになると、イノベーションが起きなくなるということです。少子化の今だからこそ、物事を根本から考え直す若い力が必要なのに、若者の意見が前例がないからと退けられていては、日本は滅びると警鐘を鳴らします。前例踏襲、チャレンジマインドの喪失は日本社会の老化に繋がるため、早急に何かしらの対策が必要ですが、国の根幹である政治家が老化していて、なかなか難しそうです。
いわゆる、老害というやつですね。 過去記事「極端な人」が増えなければいいのだけど…と思いました。
女性の人口が減っているので、合計特殊出生率が増え、例え多少のベビーブームが訪れたとしても、人口は減るばかりで増えません。改めて、少子化対策はもう手遅れなんだなと思いました。
また、コロナの影響も甚大です。
日本はもっと若い人たちにこの現状を説明して、若い人たちの力を使って、戦略的に縮んでいく方法を考えていかなければいけないと思いました。とりあえず、今日は息子たちと未来の話をしたいなと思います。