歯科衛生士のよみもの

kindle unlimitedで本を読み漁り、感じたことを考察していくブログです。

言ってはいけない

言ってはいけないー残酷すぎる真実ー」(2016年)「もっと言ってはいけない(2019年)には、様々な言ってはいけないタブーが色々と書かれていてとても面白いです。

 

 

 

 

次作、「バカと無知―人間、この不都合な生きもの―」(2022年)も早くunlimitedで読めないかな〜(笑)

 

 

 

特に印象に残っているのが、子育てにまつわる遺伝子の影響です。要するに、親が色々と頑張っても遺伝子の影響は結構大きくて、頭は良くならないそうです。

 

小学校までは頭の良かった同級生が、高校の入る頃には中の下くらいになってる事って経験しませんか?逆に、勉強できないと思っていたら、いつの間にかとても良い高校や大学に行ったりすることもありますよね。遺伝子は中学生以降に真価を発揮してくるようです。

 

以前、マイナビが出身大学でグループ化してメールを送っていたことが問題になりましたが、これについて、難関志望校に受かるためには、他の友人が遊んでいる間も計画的かつ継続的な勉強ができる、地頭が良く、要領がいい人物だと推測されるので学歴フィルターはあって当然だといった意見もあり、なるほどなと思ったのを覚えています。

 

環境による影響ももちろんゼロではないので、子育ては頑張りますが、少し肩の荷が降りた(諦めがついた)とも感じました。

 

他には、見た目がいいとお得だというのもデータを示して説明されていましたし、ゲイの家系には多産の女子が多く、ゲイも生まれやすいのだそうです。モテモテ遺伝子(勝手に名づけました)が男子をゲイにして、女子の魅力をアップするのではないかということです。種の保存という意味でも納得できる説明だなと思いました。…私もモテモテ遺伝子欲しかった(笑)

 

人種による知能の違いや日本人がなぜ温和なのかなど、人類が世界でどのように反映してきたのかよく分かる内容ですので、事実を素直に受け入れて自分の認知の壁を壊したい方は、是非読んでみると良いと思います。

 

オードリー・タンは本を読む時、著者の意見に対して判断や批判、解釈はせずに最後まで読むのだそうです。

 

ddh-book.hatenablog.com

 

私も飛ばし読みではなく、あとがきまでしっかりと読みたい派です。本書の作者さんも不愉快な内容だろうと書かれていましたが、最後まで読んでみると自分自身のメタ認知にもなるかも知れませんね。