歯科衛生士のよみもの

kindle unlimitedで本を読み漁り、感じたことを考察していくブログです。

近視

今回は、子供を近視から守るために親が知っておくべきこと: 子供の視力がなぜ低下するのか科学的メカニズムと最新の予防・進行抑制方法をやさしく解説(2025年)を読みました。

 

 

実は、最近運転免許の更新に行ったのですが、右目の視力がギリギリでですね、びっくりしました。メガネを作り直さないとです。

本書は、そんな私には恐ろしいことが書かれていて、目のケアをちゃんとしていかないといけないなと思ったので、まとめたいと思います。

 

 

近視の原因

 

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眼軸長の伸びが近視の原因の多くを占め、近視の90%以上は軸性近視であるといわれているそうです。人の身長と同様に一度伸びた眼軸は縮めることはできないということで、9〜15歳ごろの時期に眼軸長が必要以上に伸びてしまうことで軸性近視になるということでした。

私も近視になったのは中学生くらいからで、恐らくこれだろうと思います。

近視が進行し強度近視になると、近視性緑内障、近視性黄斑変性症、近視性網脈絡膜委縮、網膜剥離など失明に至る病気に繋がる可能性が高まるそうです。

 

 

成長期と近視

中学3年生で近視になっている生徒のうち強度近視まで進行している生徒の比率は17%まで増加しているという国内の報告もあるそうです。そして「近視は発症年齢が低いほど将来的に強度近視になる可能性が高まる」ということでした。

また、遺伝との関連については、両親が非近視では子の近視発症率は約6〜15%、片親近視では約20〜40%、両親とも近視の場合は約60〜80%に達したと報告されているそうです。

うちの息子も、まだ視力は落ちていませんが、パパもメガネなのでやばいです。

 

 

近視の予防と進行抑制

 

科学的に有効性が認められているものとして、以下のものが紹介されていました。詳細は、ぜひ本書を読むなり、調べるなりしてくださいね。

 

  • 1日2時間以上屋外で過ごし自然光に包まれる
  • 20-20-20ルール…20分ごとに20秒間20フィート(6メートル)以上の遠くを見る
  • オルソケラトロジー
  • 低濃度アトロピン点眼
  • DIMSレンズ
  • 軸外周差メガネ
  • クボタグラス
  • バイオレット光

 

20分おきに遠くを見ようは聞いたことがありますし、バイオレット光の話は、過去記事「コンフォートゾーンを飛び出そう」でも読んだことがありました。やはり、こどもは家の中で過ごすのではなく、できるだけ外で遊ばせないといけないですね。

 

ddh-book.hatenablog.com

 

 

まとめ

 

近視になるためには、対象物から30cm以内の距離で、本やスマホなどの対象物を20分以上ぶっ通しで、1000ルクス以下の暗い照明下で見続けて、日中も屋外にいる時間をトータルで2時間以下にする生活をすれば良いということで、その逆が近視にならない生活ということになります。また、日本人は欧米人に比べて暗いところが見えにくいので(欧米のホテルはやたら照明が暗いですが、欧米人は普通に見えるし、本も読めるそうですw)、もっと明るいところが良いのかもしれませんね。

本書を読んで、まず、息子たちのスマホの画面距離の設定を確認しました。そして、できるだけ画面を見続けないよう、声をかけて注意していこうと思います。そして、私も、ちゃんと眼科でメガネを処方してもらって、これ以上視力が低下しないような生活をしていこうと思いました。

目は大事ですね。

 

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