今回は、「メンタル・コーチング~流れを変え、奇跡を生む方法~」(2007年)を読みました。
本書は結構⭐︎が低くて、「一昔前のやり方」という厳しめなコメントもあったんです。正直、読もうかどうかは迷ったのですが、何が正しいか分からない世の中、このようなスポーツ・コーチングもあったよねと、流行に流されない考え方も大事かなと思ったのでまとめたいと思います。
これは分かります。特にチームスポーツでは重要な考え方だと思います。個を殺した軍隊式の全体主義が、選手を壊してしまうというのは、高校野球しかり、古くから続く強豪チームにありがちですね。
私も息子の部活の試合を見ていて、もっと悔しがれよ!悔しくないのか!と何度も思うのですが、「悔しさをバネにする」という指導も紹介されていました。
選手というのは、負けた悔しさを忘れがちですからね。八田監督は全身の毛を剃ることで、その悔しさを選手に思い出してほしかった。
…なにも全身剃らなくても。これは、『全員丸剃り事件』と呼ばれたらしく、八田監督というのは、日本レスリングを世界の強豪に育てた方だそうです。
同じく八田監督は『みんなが休んでいるときにやれ』という方針で、12月25日〜1月3日の正月期間に合宿を行なっていたそうです。それによって精神的な満足感を得ることができ、いつやっても勝てるという自信が芽生えるということですが、これは少し分かる気がしました。

また、朝のトレーニング後には川やプールで寒中水泳をさせられたそうです。そして、これは今となっては「アイスバス」と呼ばれる立派な疲労回復法としてアスリートが取り入れているのだそうですよ。
息子がバレーボールをしているのですが、ほんの一瞬で状況を判断し動くためには、無意識で身体が動くようになるまで反復練習をするんだ…と保護者のお父さん(バレー経験者)が言っていました。
本書ではプロ野球の練習でしたが、引くほど何時間も同じ動作を繰り返して動きを身につけるという練習が行われていたそうです。そして、ただ数をこなすのではなく、リアルにイメージしながら動きを意識して行うことが大事なようでした。
あらゆる瞬発系のスポーツ現場で見られるシャウトには、「脱抑制効果」という理性の抑制を解除する効果があるそうです。人間の運動機能は、運動野と呼ばれる脳細胞が司っているのですが、この領域には、理性や思考によってつねに抑制がかけられているのだそうです。つまり、〝火事場のバカ力〟を発揮するには、「理性や思考の放棄」がポイントだということです。

コーチも、ここぞというタイミングでは短い言葉、「行け!」などのほうが選手をフロー状態に導くことができます。
「理性や思考を放棄」した状態というのは、日本語なら無心状態です。本書でも過去記事「弓の道」の話が載っていました。
血中の二酸化炭素が増えると、脳幹の縫線核という部分の活動が増します。すると、この縫線核にあるセロトニン神経が活発になり、大量のセロトニンが放出されるのだそうです。このセロトニンによって恍惚状態となり、集中力や直感力につながっているようです。つまり、息止めや坐禅の長い呼吸は、血中の二酸化炭素濃度を上げる効果があるということです。
過去記事「フリーダイビング」が思い浮かびます。
フロー状態になれるというのは、プロやオリンピックの世界ではとても重要なテクニックになります。本書を通してそれぞれに色々な工夫があり、科学的に証明されたものがあったり、なかったりと、まだまだわからないことも多いということが分かりました。昔のやり方が正しいとも限らないし、間違っているとも限らない。さらに、人それぞれ効果のある方法には個人差がある。新旧様々なコーチングがあって、それを知り、自分に合った方法を見つけるしかないのかも知れないなと思いました。
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