内科の先生から「慢性炎症」はやばいよ、歯周病は慢性炎症と言うと、先生たちの目つきが変わるからと聞いたことがあります。
その時は全くピンと来ませんでした。
歯周病は慢性炎症
『最高の体調 ACTIVE HEALTH』(2018)では、健康的に年を取るには「炎症対策」がもっとも大事であることが紹介されています。
本書には歯周病についてはあまり書かれていませんが、内臓脂肪、睡眠不足、孤独、不安などが慢性炎症になり、狩猟採取民族にはそれが無いそうです。
本書で言われていることは分かりますが、狩猟採取民族のような暮らしは、現代人にはなかなか難しいですね(笑)
でも、歯周病の予防は簡単だよねと思ってしまいます。(ご本人にとっては大変な努力と感じられる場合もありますが。)
国民皆歯科健診
2022年6月に自民党から骨太の方針が閣議決定され、国民皆歯科検診が義務になるのではとネットを騒がせていましたが、慢性炎症の撲滅が今後訪れる超・超高齢社会への課題だということなんでしょう。
少子化による歯科衛生士不足
口腔保健が注目されていくと思いますが、少子化による担い手の不足と質の確保が問題になると思います。
今後、子どもの数がゴリゴリ減りますよ。息子の小学校でも1年生のクラスが1クラス減りました。高校は廃校になり、大学や専門学校も潰れていくと思います。
ただでさえ今でも歯科衛生士不足なのに、子どもが減れば、悲しいけれど、歯科衛生士もますます減っていくでしょうね。
まとめ
国民皆歯科検診が実現するのかは分かりませんが、歯科衛生士として国民の慢性炎症を予防する活動(歯科衛生士の育成などを通して)を続けていけたらいいなと思っています。