「世界のニュースを日本人は何も知らない」をunlimitedで読める①〜③まで読みました。
面白かったところは、国連を町内会に例えて説明してあったり、イギリス王室や日本の皇室のことを違った目線から見たこと、長く現地に住んで、生活を共にしている人しか知り得ない情報が沢山あったところでしょうか。
作者さんは、趣味で書かれているそうですよ。
日本にいるとなかなか海外の情報や生活を知らないので、このような本は有難いですね。
ところで、本書の中には個人的にすごく違和感のある部分があって、それは、「〇〇(国名)人は□□だ」といった人種で性格や特徴を述べる部分です。
恐らく、「多様性の科学 画一的で凋落する組織、複数の視点で問題を解決する組織」(2021年)を読んでいたからだと思います。
多様性の科学の中で特に印象に残っているのが、家族全員白人至上主義の大学生が友人との関わりの中で白人至上主義が間違っていたと気づく話で、「〇〇人は□□だ」という思い込みが大きな間違いを生むこと、個人と個人との関わりの中で凝り固まった考えを解消できることを学びました。
もちろん文化的な違いによる同じような特徴があることは認めますが、今後、日本も国際化していく中で私自身が外国の方とお話しする時には、「○○人は□□だ」というような固定観念は持たないで接していけたらなと考えています。
とは言え、私の住む地域は田舎なので、外国の方とお会いする機会はあまりないのですけど。
日本は少子高齢化が進んでいますので、高齢者や女性がもっと働くか、海外から労働者を受け入れるしか働く人を増やす方法は無いので、今後は分からないですよね。
ここまで色々と述べてきて何ですが、歯科衛生士として、最後に一言だけ言わせて下さい。
「中国人は歯石が硬い!」
(笑)