自衛隊と言うと、私は高校の時テニス部で、改修工事の為に自衛隊のテニスコートをお借りしていたので、その時のイメージが大きいです。夕方になると気の良いおじさん達が働かずにテニスをして遊んでいる(笑)そんなイメージです。
今回は、池上彰の「知らないではすまされない自衛隊の本当の実力 」(2018年)を読んでもっと知りたいと思ったので、「陸上自衛隊ますらお日記」(2022年)と「国土防衛 ロシア・ウクライナ戦争に学べ 陸上自衛隊の現在」(2022年)の「国防スペシャリストに聞く 日本の国防作戦 ロシア・ウクライナ戦争の教訓」という記事を読みました。
日本の防衛力
政府は防衛費を増大させるために増税策を打ち出していますが、日本の戦力は世界7位で、核を持たない国の中ではトップなのだそうです。
自衛隊誕生の歴史
戦後、GHQは日本国憲法の9条第2章に戦争の放棄を入れさせ、軍を持たせないようにしたけれど、朝鮮戦争が勃発したことで方向転換。マッカーサーから「ナショナル・ポリス・リザーブをつくれ」と指示され、「警察予備隊」を招集、アメリカ軍に訓練を受けて武器や装備も貸与されたそうです。その後「保安隊」に名称変更しています。
さらに、アメリカの指示で海上保安庁の一部という建前で「海上警備隊」が発足し、「警備隊」へ名称変更。
1954年に保安隊→陸上自衛隊、警備隊→海上自衛隊、航空自衛隊(新設)となったという歴史があるということが分かりました。アメリカの思惑で作られているし、(アメリカ側でさえも)軍隊とは言えないので、何だかんだとうやむやにされてきた組織なんですね。
ますらおな男たち
「陸上自衛隊ますらお日記」では、そんな自衛隊の人達の変わった日常がとても楽しく書かれています。基本、ますらお(強く堂々とした、立派な男子)ですが、様々な種類(ファッションますらおや偽ますらおなど)があることや、その生態、苦難が立ちはだかると「さて面白くなってきやがった」と言ってしまう鋼のメンタルが面白いなと思いました。ぜひお友達になりたいです(笑)
有事の国防作戦
「国防スペシャリストに聞く 日本の国防作戦 ロシア・ウクライナ戦争の教訓」では、25大網について触れられており、もしも日本で離島が占拠された場合、奪還作戦が想定されているそうです。しかし、そうなる前に①平素の部隊配置、②部隊の機動・展開、③海上優勢・航空優勢を確保し侵攻部隊の接近・上陸を阻止するので、最終手段になります。
まとめ
小松空港で戦闘機が訓練している様子やブルーインパルスの曲技飛行をただただすごいなぁ〜と眺めていた私ですが、ロシアや北朝鮮のような国が急に攻めてくることもあるので、やっぱり自衛隊は無くてはならないんじゃないかなと思いました。
自衛官になるには、「事に臨んでは危険を顧みず、身をもつて責務の完遂に務め、もつて国民の負託にこたえることを誓います」という宣誓もするそうです。
自衛官の方々には、毎日感謝して過ごします。
暇そうとか思っていて、すみませんでした!!