歯科衛生士のよみもの

kindle unlimitedで本を読み漁り、感じたことを考察していくブログです。

銀行員はム〜リ〜!

今回は、メガバンク銀行員ぐだぐだ日記(2022年)を読みました。

 

 

銀行員って「給料がいい」「安定してる」というイメージがありますが、本書を読んで銀行員にならなくて本当に良かった〜私にはムリ〜と思ったので、まとめたいと思います。

 

 

銀行社宅に住む理想の家族

うちの近所に銀行の家族向け社宅があって、息子と同級生もいるのですが、すごく優秀なお子さんなんです。とにかく良い子だし、頭も良くて、その夫婦も理想の夫婦といった感じで、銀行員さんって給料もいい(らしい)し、理想に近い男性がゴロゴロいるんだろうなと思っていました。

しかし、本書を読んで銀行員は絶対にムリ!と思ったんです(笑)

 

 

営業ノルマ

 

著者さんは当初、営業担当で、法人営業などをしていました。担当地域を駆けずり回って融資を取ってきたり、投資信託の契約を取ってきたりと、毎月、毎週、毎日のノルマがありました。営業所の目標達成と個人の目標達成、この二つが出世コースに進めるかの分かれ道になるようです。

上司によって仕事環境は天と地ほども違うようで、パワハラ上司の話なんてもう、読むのも辛くて、よく辞めずに続けられるな〜我慢強いな〜と思うばかりでしたよ。

銀行では、不正予防のために転勤・移動は頻繁に行われ、県外への転勤でも隠蔽予防のために数日前に突然言い渡されるそうで、この移動は出世コース、この移動は閑職コースというのは瞬時に行員に知れ渡ります。上司はお気に入りの部下を高く評価し、気に入らない部下には最低点をつけることができるため、上司の機嫌を損ねて最低点をつけられた著者さんは、出世コースからは外れてしまいました。

 

 

窓口業務

そして、配属替えになった著者さん。営業職とは真逆とも言える窓口業務の課長になります。さらに、ATMのシステム障害によるトラブルが頻発し休日まで対応に追われます。当時、私もそうだろうな〜とは思っていましたが、なぜ引き落とせないのか、いつ復旧するのかといった情報は全く知らされないまま、ひたすら来店客に謝り続けるしかなったそうです。さらに、東日本大震災への対応でも四苦八苦。

ここを読んでも、なぜそこまでして銀行員を続けるの?と思ってしまいました。さらには、「自分は営業も窓口も両方経験できて良かった」なんて言ってるし、毎朝開店時には表に出て笑顔で挨拶をしていたと…完全に悟ってますよね。出世の道が途絶えたからと言って腐らず、部下を育て、理想の接客を追い求めていく著者さんは、本当に素晴らしいと思いました。

 

 

上司ガチャ

 

やはり、特に印象的だったのは、上司ガチャです。ひどい上司は、パワハラどころか、お気に入りの部下の不正を揉み消し、証拠の防犯カメラ映像まで消去していました。逆に、良い上司は著者さんを出世コースに戻してあげようと人事部と掛け合ってくれたりもしました。

「親ガチャ」なんて言いますが、これは、完全に「上司ガチャ」だよなと思います。もちろん、人間同士なので合う合わないというのはありますけど、人格者ではない人が年功序列で出世するという仕組みは問題だと思います。太平洋戦争時の日本軍の話を思い出しました。

 

ddh-book.hatenablog.com

 

 

まとめ

 

さて、夫が銀行員だったら、今頃どんなにか幸せな生活ができていただろうと、近所の社宅を見ながら思っていた私ですが、本書を読んで、絶対にムリ!と思いました。そんな辛い思いをして、命を縮めてまでお金を持って帰ってこなくていいです(笑)それに、社宅というのは、みんな同じ職場の人たちが住んでいて、暗黙のマウント合戦が繰り広げられている訳ですよね。子どもが何人いるのか、学校はどこに行くのか、車は何に乗っているのか、急な転勤に家族はついていくのか…などなど、全部見られているんですよね。いやー、どう考えてもムリですわ。

本書を読んで、どんな仕事でも、それぞれ精一杯生きているんだな、頑張っているんだなと、改めて思いました。隣の芝生は青く見えるけどってやつですよね。本書はシリーズ本で、他の職種の本もあるので、ぜひ読んでみたいと思います。まだまだ面白い本がたくさんあるなーと、本の奥深さに魅了されました。