歯科衛生士のよみもの

kindle unlimitedで本を読み漁り、感じたことを考察していくブログです。

見ること

今回は、戦後民主主義に僕から一票(2021年)を読みました。

 

 

民主主義や改憲議論については、私にはよくわかりませんでしたが、大学教育とオンライン講義による学生の変化について、「見る」ということについて考えたので、まとめたいと思います。

 

 

コロナ禍のオンライン講義

 

コロナ禍では各大学でオンライン授業が行われましたが、最初は皆手探りでした。そして、二か月ほどたつと、教員たちはある変化に気づいたのだそうです。これまでであれば、GW明けくらいで授業についていけない、授業に興味が持てないという学生が脱落していました。科目によっては履修者の30%が姿を消すのだそうですが、それがオンライン授業では激減したのだそうです。

これまでの授業では、教員が何十人、何百人いる履修者の出欠を気にすることはありませんでしたが、オンラインになったことで、欠席者に配布物を送ったり、来週までの課題を伝えることができるようになりました。また、「質問があればメールでどうぞ」というメッセージも送るようになりました。

彼らが授業を聴く意欲を失ったのは、「教員に個体識別されていない」ということが一因だったのである。

 

これ、すごく分かります。歯科衛生士の教育では、技術指導がある分、学生さんとの距離が近いので「教員に個体識別されていない」ということはまずありませんが、大きな大学の授業ではそうだろうなと思います。前期が終わった時点で、定期試験を受けたり、課題を提出したりした学生の数は前年度を上回り、平均点も上がったということでした。

 

 

教員の目線の重要性

 

過去記事「我が子のコーチング」でもエンジェルアイというのを学びましたが、親も先生も子どもを〝見る〟ことは大事なんだと思います。

 

ddh-book.hatenablog.com

 

私、歯科衛生士の教員時代はとても厳しい先生で(笑)、鬼のように課題を出していましたし、レポートにはすべてコメントを書き、不備があれば再提出もさせていました。真っ赤になったプリントや付箋だらけのレポートを返される学生さんもいましたが、これって、教員側はものすごく労力がいるんですよね。でも、学生さんは、この先生レポート見てないなと思うと、すぐ手を抜きます。それがわかっているので、こちらも真剣勝負で返していました。

最終学年になったり、卒業後になって、「よく見てくれてたよね~あれは「愛」だった。でも、あの頃は恐かった(笑)」なんて言われていました。

 

 

親の目線

 

家では、よく子どもの目を見るようにしています。しかも、できるだけ笑顔で。何も用はなくても、笑顔で子どもの顔を見ると、何?と言いながらちょっとだけ嬉しそうなんですよね。

本当は家で掃除したりイラスト描いたりしたけれど、部活の送迎や試合の見学にもできるだけ行くようにしています。思春期真っ盛りなので、来るな、応援するな、うるさいと言われますが、あの時の〇〇よかったねとか、〇〇でよくミスしていたよねとか、見てるよ~~~というのを必死に伝えるようにしています。

過去記事「偏差値30からの」で子どもの身嗜みのケアをしない親、教員と一切連絡を取らない親というのが出てきましたが、これも子どもを「見ていない」ということなのではないかなと思いました。

 

ddh-book.hatenablog.com

子育てでは、多分、目線と手間暇をかけてあげた方がいいんだと思います。

 

 

 

過去記事ネットワークビジネスでは、マルチの闇を学びましたが、ここでも、ランクを上げると、アップラインからは褒められ、ダウンラインからは賞賛されるという仕組みがありました。

 

ddh-book.hatenablog.com

 

自分のダウンラインを成長させるためには、頻繁に目をかけて、面倒を見てあげることが重要なんですよね。これも「見る」ということだし、誰しも「見られている」「個体認識されている」と実感することで頑張れるのではないかなと思いました。

 

 

まとめ

 

「見る」って、たぶんすごく奥が深いのだと思います。ただ見て(視線を合わせて)いるだけでは教育や子育てではダメだし、かと言って過去記事「行動ゲーム理論でもあったように、点が2つあるだけでも人の行動は変わってしまいます。

 

ddh-book.hatenablog.com

 

人は、目と目を合わせて、お互いの存在を認め合える環境では頑張れるけど、空気のように目も合わせない環境であれば逃げ出したくなる。これは知っておいて損はないし、1on1がチームの業績を伸ばすのも、同じことなんだろうと思いました。