今回は、「ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 古事記」を読みました。
古事記といえば日本最古の書ですね。過去記事「アマテラスの暗号」でも出てきました。
しかし、ヤマタノオロチや因幡の白兎など、断片的に知っているものはあるものの、全体を読んだことがないんですよね。神様たちの人間模様が面白く、勉強にもなりました。特に「へぇ~」と思ったことをまとめたいと思います。
安万侶は、元明天皇に『古事記』の撰録を命じられた人物です。漢文に通じており、序文には日本語を漢文で表記する方法を求めて苦心惨憺する姿が映っているのだそうです。神事に奉仕し、皇室を守護する「忌人(いわいびと)」の家系で、日本書紀の編纂にも参画したと言われているそうです。
1979(昭和54)年に奈良市の茶畑で安万侶の墓誌が出土し、本物と断定されたそうです。そして、火葬された安万侶の骨を診断した結果、小柄な体格で、歯の一部に歯槽膿漏(歯周病)があったそうです。
古代人にも歯周病があったことに食いついてしまうのは、歯科衛生士のサガですね(笑)
さて、古事記は上・中・下巻からなっており、上巻は序文と神代の物語(神話)、中・下巻は人代の物語(歴史伝説)となります。それはまた多くの神様と天皇やその家族の名前が出てきて、過去記事「人の名前が覚えられない!」にもあった通り、名前を覚えるのが苦手な私には、ちょっと混乱するものでした。
天皇の直系だけに絞ると、神様は以下のような感じです。

この『古事記』に登場する英雄と言えばヤマトタケルですが、元の名前はオウスと言いました。景行天皇の皇子オウスは、兄のオオウスを「なだめました」といってひねり殺してしまいます。天皇はそんな凶暴な性格のオウスを朝廷から遠ざけようと、西に住むクマソタケルという兄弟を討ち取るよう命じます。その時のオウスは15,6歳だったそうです。
クマソタケルの屋敷に到着すると、祝宴の日を待って少女に変装し、兄弟をヒトメボレさせます。その隙に兄弟を懐に隠した刀で刺し、弟より死の直前にヤマトタケルという命をもらいます。
さらに、帰京の途中出雲の国に入って、国の首長イズモタケルを討ち取ろうと考えます。まず、イズモタケルと仲良くなり、それから「太刀を交換しよう」と言って真剣と木刀を入れ替え、「さあ、試合をしよう」と言って一撃で倒してしまいます。
この2つの征戦でオウスはヤマトタケルという称号を贈られ、以後はヤマトタケルと名乗るようになったそうです。
そのあとも草薙の剣で草を刈り、火打石を使って燃やして九死に一生を得たりと物語があり、愛妻のところに草薙を剣を置き忘れてしまい、剣の霊力に見放されてしまい、倒れてしまうまで細かく描かれています。
剣の霊力という話は、アーサー王が湖の女神からもらうエクスカリバーの話と似ているなと思いました。
少し話を戻して、草薙の剣をミヤズヒメのところに忘れたのに気付かず、ヤマトタケルは伊吹山の神を討ちに出かけます。すると、牛ほどもある大きな白い猪に出会い、ヤマトタケルは「白い猪に化身しているのは、伊吹山の使いであろう。今殺さなくても、下山する時に殺してやる」と豪語します。しかし、実は白い猪は山の神の本体でした。起こった山の神は激しい氷雨を降らせ、ヤマトタケルを意識朦朧状態に陥らせます。
こちらは、『もののけ姫』の乙事主(おっことぬし)様ですよね!これを読んで、おぉ~!となりました。
古事記は天皇家の正統性を国内向けに伝える目的で書かれたものとされ、日本書紀は日本の歴史を外国(主に中国)に示すための外交文書的な役割があったと言われています。しかし、ヤマトタケルの性格など、さまざまな点で違う部分があるそうです。これは、ぜひ読み比べてみたいです。
日本の神様観について知りたいのなら、やっぱり日本最古の書『古事記』を読まないことには始まりませんね。ちなみに、太安麻侶は神様になって神社に祀られているそうですよ。怨霊になっても神様になれるのが、日本ですからね。今は神様のはずです。
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