今回は、「もうダマされないための「科学」講義」(2011年)を読みました。
またまた、ブログが遅れましたが、息子(三男)が多分アデノで、1週間近く高熱が続いていて、夜中に激しく咳き込むので、看病でダウンしていました…。ようやく熱も下がりましたので、もう大丈夫かと思います^ ^
さて、過去記事「怪しい水を見破る科学リテラシー」はなぜかずっとブログの上位をキープしていて、何が正しくて、何がニセモノなのかをWEB検索する人って多いのかな〜と思います。本書を読んで、新しく信用してはいけない、慎重に結果を判断したほうがいい科学的言説を知ったので、まとめたいと思います。
脳科学は、脳科学者を名乗るのが恥ずかしいと言っている人がいるくらい危機感を持っていて、ニセ科学が横行している分野なのだそうです。脳科学に基づけば、恋愛のしかたも、会社での働き方も、勉強も子育ても何でもわかってしまうというのは、あまりにも怪しいということでした。
私も過去記事「男性脳と女性脳」で、男性脳、女性脳について学びましたが、全部鵜呑みにしてしまうのは危険なのですね。
「ゲーム脳」というのは、日本大学の森昭雄先生が提唱された、テレビゲームをすると前頭前野が機能的に破壊されてうんぬん、という説で、研究者からはまったく相手にされていないそうです。しかし森さんは、しばしば教育関係の講演会に呼ばれたりしていて、ゲームをやり過ぎた人は、脳波のパターンが「痴呆」に近い状態になると説明しています。実際、測定された脳波のパターンは、単にリラックスした状態の脳波に特徴的なパターンであったそうで、何の種類のゲームをプレイしていたのかが、本の中の説明ではよくわからないのだそうです。
「怪しい水を見破る科学リテラシー」の話と似ていますね。本が出ているからと鵜呑みにしてはいけません。
文部科学省のWEBページに載っている朝食を摂る頻度が高いほどテストの成績がいい、という結果にも一考が必要です。男の子のキャラクターが「よし、これからもきちんと朝ご飯を食べよう」と言わせているくらいは許せますが、女の子が「朝ご飯を食べて成績アップだね!」と言っているのは、かなり気になるということでした。強い相関関係はあるが因果関係はないということを踏まえてに見なければいけません。
これは、私もちょっとおかしくないかな?と思っていました。
EM菌は環境運動でよく使われていて、善意で参加しているボランティアの人たちがEM菌の団子を作って川に投げ込んだりしているそうです。しかし、生ゴミ処理くらいには使えるけれど、何にでも効果がある万能のものとは言えないそうです。
私もコンポストをするので、EM菌を一度買ってみようかと気になっていたのですが、もっと情報を集めて判断したいと思いました。

「百匹目の猿」というのは、芋を洗って食べる猿の数が百匹になったら、その習慣はどこか遠くにいる別の猿の集団にも自然に広まったというものです。これは、量子力学の現象だと説明する本をいくつも読んだことがあります。しかし、実はこれはワトソン氏の創作で、本人自ら創作だと言っているそうです。
あやうく騙されるところでしたよ!
プロスポーツ選手も使っているとよく見かけるゲルマニウムブレスレットですが、国民生活センターがゲルマニウム・ブレスレットの12メーカーを調査したところ、ブレスレットにはほとんど微量のゲルマニウムしか含まれていなかったそうです。しかも、そもそも、ゲルマニウムが健康に効果を及ぼすというような論文はないそうで、販売者側も特にデータを持っているわけではないのだそうです。
こんなとんでも科学には、絶対にお金を出さないようにしないといけませんね。
本書では、福島原発事故時・後のデマ、どう見分けるのかなども書かれていますが、やはり、元のデータを確認すること、そして、「〇〇大学の教授が言ってるから」ではなく、ちゃんと見分け判断する力が必要になります。特に断言したり、白黒をはっきりつけてくるようなものには注意しようと思いました。どんどん新しい商品が出てきて流行るので、この系の本は定期的に出して欲しいですね。
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