今回は、「国民の違和感は9割正しい」(2024年)を読みました。
私自身も抱いていた違和感についての説明もあり、とても勉強になったので、そうなんだと特に気になった学びをまとめたいと思います。
まず気になったのが、イスラエルとガザ地区で起きている戦争です。これ、実は1999年にイギリスのBG(ブリティッシュ・ガス)がガザ沖に天然ガスを発見したことで起きていると言います。ガザマリン油田には、最大1兆立方フィート以上の天然ガスが眠っていることが突き止められ、パレスチナ自治区とパレスチナ系企業(CCC)とBGの三者で、ガスの探査と開発の25年契約が結ばれました。

一方、イスラエルにとっては「エネルギーを手に入れたパレスチナ国家」など容認できるわけがありません。2006年にガザの選挙でハマスが勝利すると、イスラエル軍は海を封鎖するなど、あの手この手で開発を妨害します。2008年に同じ海域でさらに大きなガス田が見つかると、イスラエルはガザに侵攻し3週間爆撃を続け、「ガザ海域の主権」を一方的に宣言したということです。
うん、こりゃあ宗教戦争ではないですね。
次は、水道民営化の問題です。日本は蛇口から出る水を安全に飲める数少ない国ですが、水道管の2割が耐用年数越えで、毎年2万件近い事故を起こしているそうです。確かに、水道管が破裂して水浸しになるニュースをよく見ますよね。
2013年に麻生太郎副総理(当時)がワシントンにあるシンクタンクの会合で「日本の水道は全て民営化します」と発言したそうで、2017年には水道法を民間委託しやすいように改正しています。そして、2023年に長野県安曇野市では、水道料金を延滞した高齢男性が70日間水を止められたという事件が起きています。これは、市が開栓サービスを任せた民間企業(麻生氏の娘婿が勤務するフランスのヴェオリア・ジェネッツ社)が「この人物は、今後も水道代を払えなさそうだから」という理由で水を止めていたからだそうです。
水道を安易に民営化してはいけないし、日本は災害の多い国なのだから、一括管理ではなく、小規模に管理していかなければ、国民の安全は守れないですね。
米の価格が高騰して、ギャクかと思うような古古米や古古古米なんかが出てきていますが、「食料供給困難事態法」というのも本書を読んで知りました。この法律は、食料危機の恐れがある場合に、政府が農家に生産拡大を要請できるというもので、既に令和7年4月1日に施行されています。

具体的には、食料供給が困難になった際に、迅速かつ効果的に対応するための法制度で、異常気象などで米や小麦など「特定食料」が不足する恐れがある場合に、深刻度に応じ、生産できる農家へ増産の「要請」や生産計画の届け出の「指示」を行う。農家ら事業者が計画届出の指示に従わなかった場合、20万円以下の罰金を科す。というものです。
種子法の廃止も違和感がありましたが、この法律も、何だか違和感がありますね…著者さんは、ダボス会議でも取り上げられたエコサイド禁止法など、日本の農業に大変な危機感を抱いています。
最後は、マスク氏承認のもと公開された「ツイッターファイル」です。2022年1月から6月の半年間で届いた削除依頼の内、95%を5か国の政府機関が占めていたそうです。19万6878のアカウントに対し、4万3387件のコンテンツ削除を法的に要求したということですが、なんと、要請が最も多かったのが日本政府から…。しかも、この時期日本国内では、新型コロナワクチンの第1回・2回の予防接種やマイナンバーカードのポイントキャンペーンが始まっていた頃と一致します。
過去記事「電通独占」で、テレビや新聞が世界の重要なニュースを流さないというのは分かっていましたし、SNSも情報統制があるというのは多少分かっていたつもりですが、世界一と言われると、また違って見えますね。
本書ではジョージ・オーウェルの「1984」が何度も引用されていますが、情報過多の時代に、情報統制され、分かった気でいる日本人の様子は、まさに「1984」だなと思いました。
目に入ってきた情報に違和感を感じたら、一次情報を調べろということだったのですが、そこまで世界情勢を調べるために自分のリソースを割けませんよね。何か政治・芸能・スポーツで大きなニュースが出てきた時は、裏で、違和感だらけの法律が閣議決定されていないか注視するようにしたいと思います。
ぺにょは、イラストACで歯科のイラストも投稿しています!
歯科衛生士のぺにょで検索! ↓↓

