歯科衛生士のよみもの

kindle unlimitedで本を読み漁り、感じたことを考察していくブログです。

思考を深める読書

今回は、読書する人だけがたどり着ける場所(2019年)を読みました。

 

 

本書によると、大学生の過半数は読書時間がゼロなのだそうです。危機的状況ですね。おすすめの本もたくさん紹介してあって、本の読み方について色々と教えてくれる本でした。本書を読んで気づいてしまったことをまとめたいと思います。

 

 

読書感想文

 

本書を読んで、一番ショックを受けたのが以下です。

思考力があるかどうかは、読書感想文でわかってしまいます。あらすじだけで終わっている読書感想文が最低レベルとして、その次のレベルは「何々に気をつけようと思いました」というような反省で終わるタイプのものです。これも、ほとんど何も考えていません。

はい、私のことです_| ̄|○

低レベルの読書感想文をブログで垂れ流して申し訳ありません!

でも、多分やめませんよ(笑) いつも2.3倍速で読み上げなので、文字を目で追って、深く味わうという読み方はそもそもしていません。「思考力ないね」と鼻で笑いながら読んでくださいませ。

 

 

知識が増えると認識力が高まる

 

知識と認識はセットであり、知識を持つほど認識力が高まり、世界が広がるということでした。理系の人は文系の本も、文系の人は理系の本も読んでみるよう勧めています。

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そして、本を読んで感動したり、驚いたりという心が動く体験をするには教養が必要になります。知識がないと、何がすごいのかわからない、ピンとこない、ということになるということでした。確かにそうだと思います。

さらに、現代人のアテンション・スパン(一つのことに集中できる時間)はたったの8秒であり、2000年には12秒だったものが4秒も縮み、いまや金魚の9秒より短いのだそうです。

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うちの息子が記憶力が無さすぎて、「僕は金魚の5倍の記憶力」なんて自分で言っているのですが、現代人は金魚以下だったとは…YouTubeでも、ショートにしないと見てもらえないはずです。(←YouTube歯科衛生士国試対策チャンネルも更新していますよ!)


www.youtube.com

 

小説の読み方

 

また、私はあまり小説を読まないのですが、本書を読んでその理由がわかりました。まず、先述したように高速での読み上げなので、深く味わう時間がないということ、そして、過去記事「人の名前が覚えられない!」でも書いたように、私は人の名前が全く覚えられないということです(数字ならよく覚えられるのですが…。)。学生時代はそんなこと感じたこともありませんでしたが、教員時代、他の先生が驚異的なスピードで学生の顔と名前を覚えているのに衝撃を受け、ママ活動を通して自分が極端に人の名前を覚えられない人間なのだと自覚しました。

 

ddh-book.hatenablog.com

 

そして、小説に出てくる登場人物も顔(想像)と名前が一致しないので、話がわからないのです。著者さんは関係図を紙に書くなどして読むように言っていますが、家事をしながらなので、それも難しいですね。私は、登場人物の多い小説が苦手だし、だから歴史も苦手なんだということが腹落ちしました。

 

 

本も読むけど漫画も読む

 

また、著者さんは本も読むけれど、漫画もよく読むそうです。これは、私も一緒です!何なら、読書はKindle Unlimitedの範囲内ですが、漫画(電子書籍)には○万円も課金してしまうことがあります…。(Kindleでも読めますが、既読にカウントされるのが嫌なので読みません。)

読書により集中力を鍛えることで、他の趣味にも勉強にも仕事にも良い効果があるそうですが…私にも当てはまるのかは微妙ですね。私の集中力は、RPGゲーム(ドラクエやFF)で培われたと言っても過言ではありませんので。

しかし、自分の好きなこと、集中できることを知っているというのは、人生にとても有益だと思っています。

 

 

まとめ

 

読書というのは、本を買ってもしくは借りて読まなきゃいけないものだと思っていたのですが、読み上げコンテンツを使うようになってからは多くの本に触れることができるようになり、こんなブログまで書くようになりました。人の名前は覚えられないけれど、数字ならよく覚えている、文字を読むのは苦手だけど、聴くだけで結構内容を理解できる。こんな風に、人には得意なことと不得意なことがあるのだと思います。

著者さんは、思考を深める読書をすることを推奨していますが、こんな、私みたいな読書のやり方でも本を読まないよりは良いのではないかなと思いました。