歯科衛生士のよみもの

kindle unlimitedで本を読み漁り、感じたことを考察していくブログです。

ガスライティング

今回は、ガスライティングという言葉を知ったので、まとめたいと思います。読んだ本は以下です。

 

 

 

 

 

ガスライティングというのは、相手を否定することで、その現実認識を意図的に歪めていき、自信を失わせ、自己判断能力を奪ってしまう真理操作のことです。もともと戯曲「ガスライト」(映画の邦題:「ガス燈」)という白黒のサスペンスからきている言葉だそうです。

 

 

アマプラで見れるということだったので、早速見てきましたが、妻を精神的に追い詰める夫の手法がまさに、相手を否定して、判断能力を失わせるという方法でした。妻の忘れ物をでっち上げ、心配する素振りを見せ、反論しようとすると「人を疑うようになったのかい?」とウソをついて反論させません。メイドを言いくるめ、周囲の人と交流させないよう孤立させて、依存させていきます。妻は違和感を感じてはいるものの、「あなたと結婚して本当によかったわ」となかなか気づけません。

ガスライティングの真相」によると、この映画のように人を貶めようとするガスライターは多くなく、むしろ無意識に人を支配しようとしている人がガスライティングをするパターンが多いそうです。著者さんは機能不全家族の家で育ち、家族にガスライティングをされていたということでした。

 

 

嫌な感じがする

 

映画では、刑事が夫から妻を救うのですが、妻は自分を信じられなくなり、どんどん正気を失っていきます。ガスライターと関わる人は以下のような感覚を感じるそうです。

  • ある人物に会って話をすると、その後でどっと疲れが出る。
  • ある人物に会う予定があると、なんとなく落ち込んだり不安になったりする。
  • 親切にしてもらい、協力してもらっているのに、なぜか心がザワザワする。
  • いつも申し訳ないと罪悪感があり、思い返せば謝ってばかりいる。

これを読んで、何だかカサンドラ症候群と似ているなと思いました。
以下、ChatGPTより。

特に自閉症スペクトラム障害ASD)を持つパートナーとの関係において、もう一方のパートナーが感じる心理的な苦痛やストレスを指す用語

カサンドラ症候群でも、相手(ASD)は思い込みが強く、自分が正しいと主張を曲げないので、だんだん自分の方が間違っている?と分からなくなりますし、相談できる相手もおらず、孤立していきます。(元夫の衝撃発言は過去記事「病み堕ちした時に読む本」参照笑)私も、30歳を過ぎてから、ようやくこの人と話すと心が沈むなという人に気付けるようになりました。そして、色々と痛い目にもあって、近づいてはいけない人がいることを学びました。

 

ddh-book.hatenablog.com

 

 

対応①証拠を集める

 

ガスライターに対抗するためには、客観的な記録が不可欠です。日記やメモ、録音などを残しておくことが大事です。

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ガスライターは、ウソをでっち上げて、強い口調で否定します。「何かおかしい」そう思っても、日常の小さな事柄で繰り返し自信を失う体験をし、自分の判断能力を信じられないので、自分がおかしいのかも知れないと思ってしまいます。

 

 

対応②自分の声を聴く

 

自分が「いやだ」と感じる心の声を聴くことが大事です。その人と会うといつも先述した「嫌な感じ」がするというのを見過ごしてはいけません。ガスライティングを受けている人はしばしば「あなたは間違っている」「あなたには価値がない」と言われ続けて、自己否定感を持ち、自分自身を「価値ある存在」と思えなくなっています。ポジティブな自己対話を繰り返し、自分が「価値ある存在」であると思い出す必要があります。

 

 

対応③信頼できる人に相談する

 

これが一番難しいと思うのですが、証拠を持って、信頼できる人に客観的な意見をもらったり、相談に乗ってもらったりすることも大事だそうです。ガスライターは周囲の人からは親切で良い人だと思われていることも多いです(これもカサンドラと共通する…)。そのため、ガスライティングについてよく知っている専門家や話の事実を客観的に判断できる人でなければいけません。

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まとめ

 

ガスライティング」という言葉を今回初めて知りましたが、無意識にしている人がいるというのは恐ろしいと思った一方で、映画ほど完璧で意図的ではありませんが、ガスライティングに近いことをされたことがあると気づきました。その人と一緒に居るとなんか嫌な感じがする、その人と会った後はどっと疲れる、そして、事実とウソを混ぜた言葉で周囲の人を巻き込んで自分を貶めようとしてくる。このような人とはなるべく早く離れることが大事ですね。