歯科衛生士のよみもの

kindle unlimitedで本を読み漁り、感じたことを考察していくブログです。

朝鮮史の嘘

今回は、悲しい歴史の国の韓国人〈新装版〉(2020年)を読みました。

このブログで何度が言っていますが、私は歴史が大の苦手です(笑)特に世界史はちんぷんかんぷんで、朝鮮の歴史は、息子の試験勉強を手伝った時に何となく知ったくらいです。今回、本書を読んで、お隣の国朝鮮が歴史的にどのような国なのかを学んだので、整理したいと思います。

 

 

漢文で書かれた歴史書

 

著者さんは、モンゴル史の研究をされている方です。実は朝鮮は高麗時代、モンゴルの支配下にあり、フビライに降ったあとの歴代の高麗王の母親はずっとモンゴル人だったのだそうです。モンゴル人が使っていたのはモンゴル文字やパクパ文字であり、このパクパ文字がハングルの原型になります。

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一方、漢文はモンゴルが中国全土を支配した時に漢文を使う人が家来となり、彼らが残した記録が漢文として残っています。ところが、王朝が変われば、前王朝の遺産をすべて壊して新しくしていくので、漢字は、いかに自分たちが正しいか、正統的であるかを主張し、書き残すために使われた文字として使われていたようなのです。

 

 

高麗時代

 

高麗の前は、高句麗百済新羅が鼎立した、中学生の歴史の教科書にも書かれている三国時代です。朝鮮半島も異民族が入れ代わり立ち代わり政権をたてるという、変転きわまりない苛烈な土地だったそうで、歴史資料があまりにも乏しいうえに、書かれたものもほとんど信用できず、推理するしかないようです。

モンゴルの文献によれば、まだモンゴル帝国の正式な継承者になっていなかったフビライに高麗国王は自ら降伏してきたそうで、フビライに面会にきた高麗の太子の息子にフビライは自分の娘を娶せると約束し、息子はフビライのところへ婿入りしています。フビライの娘の生んだ子がのちの高麗王となっており、以降、代々の高麗王の母親はモンゴル人なのだということでした。

韓国といえば肉料理のイメージがありますが、モンゴルの支配下だった時に習慣化した食文化だそうです。また、蒙古襲来のときに日本に攻めてきたのも高麗人で、泳げないモンゴル人ではないだろうということでした。蒙古襲来絵詞に描かれている水夫は、髪型から高麗人で間違いないようです。しかも、モンゴルの後ろ盾を得てノリノリで「日本を攻めようぜ!」と言っている高麗人僧侶の文書も見つかっているみたいです。

 

 

 

その高麗の次に台頭したのは李氏朝鮮になります。李氏朝鮮は高麗の万人隊長だった李成桂の謀反によって建国されました。元朝の末期はモンゴル人将軍たちが内紛を起こしており、元朝が北に撤退したあとに乗っ取ったということでした。高麗王の一族は皆殺しにされ、高麗に仕えていた家来たちが寝返り、歴史を書き換えたという訳です。

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李氏朝鮮は500年にわたった王朝ですが、儒教を国教とし、朱子学イデオロギーが徹底的に支配原理として使われたため、偉い人は頭だけを使うものであって、自分の身体を使うのは卑しむこととされていたそうです。武人は手足を使うため、地位は低く、見下され軍事力も低下します。

17世紀はじめ、満洲の狩猟民である女真人のヌルハチが後金国を建て明を追い出します。さらに、息子のホンタイジが朝鮮に侵攻し、一度は和議を結びますが、皇帝となり、大清と国号を定めると朝鮮に臣属の要求します。それを無視した朝鮮王は包囲され、清の太宗皇帝に跪き、三跪九叩頭(最上級の尊敬を表すお辞儀)をさせられました。従属はしたものの、朝鮮人は心の底ではずっと、清の支配層は野蛮人出身だと見下していたそうです。

 

 

日本の自虐史観

 

日本が幕末から明治維新へと政治体制を変革していたころ、李氏朝鮮では朝鮮王の直系が途絶え、興宣大院君が息子を朝鮮王にして実権を握り、排外的な政治に終始していました。フランスやイギリス、アメリカなどの列強が清朝を狙う中で、排他的で貧しい朝鮮半島は半ば無視された状態となり、世界の流れに取り残されていきます。

明治維新直後、何度も使者を日本から送りましたが、全て拒絶されています。「日本は中華秩序の外側にいる野蛮な東夷の国で、自分たちよりも序列は下のはず。それなのに、頭越しにシナと対等な条約を結んで(日清修好条規のこと)そのあとで自分たちに言ってくるのはけしからん」という理由だったようです。結局、1875年に日本と戦争状態となり、翌年日鮮修好条規を結んでいます。

さらに、日清戦争で勝利した日本は、清に朝鮮の独立を認めさせ、近代化を進めます

一九一〇年、朝鮮全土で一〇〇〇万石だった米の生産高は、一九三〇年代に二〇〇〇万石を超え、一九三三年から三八年にかけて農家収入は二倍になり、朝鮮人の平均寿命は一九一〇年に二五歳だったのが一九四四年には四五歳になっています。

三五年におよぶ日本統治期間を通じて、日本政府が朝鮮半島につぎ込んだ金額は、累計二〇億七八九二万円です。いまのお金にすれば六三兆円にもなる巨額の資金です。

データが如実に物語っているように、惜しみない支援を日本はしています。しかし、日本の教科書には、中国や韓国の言い分を取り入れるという「近隣諸国条項」があるために、私たちが学ぶ歴史の教科書には、戦前・戦後ともにいかにも日本だけが悪いことをしたように書かれているそうです。これは、従軍慰安婦の問題とも繋がっており、すごく残念なことですね。過去記事パンデミックの裏側」の「政治三原則」の縛りを思い起こさせます。

 

ddh-book.hatenablog.com

 

 

まとめ
 
本書を読んで、韓国には歴史的に日和見的な行動がみられるということがよく理解できました。強い方につく、歴史は権力者が塗り替えるというのは、韓国の大統領がいつも逮捕されるというのと無関係とは思えません。また、頭を使う人が偉いというのも、異常なほどに厳しい受験競争と関係しているのだろうなと思いました。
過去記事「漂流から見えた日朝関係」であったように、漢文を通して良好な関係を築くこともできるお隣さんです。
お互いの歴史や文化を尊重していけたらいいのになと思いました。