今回は、「北米からの警告 ジェンダー政策、緊急事態法が日本の未来を破壊する」(2023年)を読んだのですが、ナッジ理論というのをもっと詳しく知りたいと思ったので、まとめたいと思います。
Copilotに聞いてみると、以下の回答が返ってきました。
ナッジ理論は、2008年にシカゴ大学のリチャード・セイラー教授とハーバード大学のキャス・サンスティーン教授によって提唱されました。ナッジ(nudge)とは「ひじでそっと押す」という意味で、人々がより良い選択を自然にできるように促す方法論です。これは、行動経済学の一部であり、強制や禁止ではなく、選択の自由を尊重しながら行動を変えることを目指します。
例えば、アムステルダム空港の男子トイレの小便器に描かれたハエの絵が有名ですが、これにより、利用者がハエを狙うようになり、飛び散りが減少し、清掃費用が大幅に削減されました。他にも「いつもきれいに使っていただいてありがとうございます」といったトイレの看板や、音の鳴る階段などが挙げられており、過去記事「仕掛け学」のことだなと思いました。
基本的には、人の心理的傾向や行動パターンを利用して、強制することなく自然に良い行動を誘導することを目的としていますが、コロナ禍ではナッジ理論を使い、コロナの恐怖を煽ったと、倫理的問題点が指摘されているそうです。
ナッジ理論の4つの柱は、【Easy】【Attractive】【Social】【Timely】の頭文字をとって〝EAST〟(イースト)と呼ばれます。
【Easy】はハードルを下げ、選択肢を与えないようにすることです。コロナ禍では「自粛しよう」「ワクチンが唯一の解決策だ」のようなスローガンがその例です。
【Attractive】は惹きつけるという意味で、人間の本能の〝得る喜びよりも失う痛み〟を利用することで、政府の政策に注目を集めさせます。たとえば「自粛をしないとあなたがウイルスを拡散して、大切な人を失うかもしれない」のようなものです。
【Social】は社会を利用することで、周りの目を気にする人間性を利用することです。「マスクしてないのあなただけだよ」「みんなワクチン打ったよ」といった感じでしょうか。
【Timely】は適切なタイミングで介入することです。ロックダウンの導入と解除、マスク着用義務の導入と緩和のように、タイミングよくガス抜きをすることで、不満を爆発させることなく、目的達成できるまでの時間を稼ぐことと言ってもいいでしょうと本書では述べられています。
本書では、イギリス政府の行動洞察チーム(BIT)が指摘した3つの問題点について説明されています。

①恐怖のナッジ
説明も透明性もない累計死者数の表示、既往歴の有無、死者数の水増し(陽性判定28日以内は全て死因をコロナとしてカウント)、ICUで苦しむ患者の映像放映やスローガン(「あなたが外出し、ウイルスを撒き散らせば、命を落とす人がいる」など)で群集心理を操作しようとしました。
②恥(エゴ)のナッジ
「ステイホームであなたの周りを守ろう」というスローガンや「親友を守るためにマスク着用・ソーシャルディスタンスをとろう」といったテレビ放映、子どもに「おじいちゃん、おばあちゃんの命を守ろう」というメッセージを通して、国の政策に従わないことは社会的に恥ずかしいこと、自分勝手というイメージをすり込み、自発的に政府に従うようにさせたと指摘されています。
③同調圧力のナッジ
大多数に従わないマイノリティ層には【反マスク】【反ワクチン】といったレッテル貼りを行い、常に敵を作ることで人びとの結束を高めようとしました。
日本でも、毎日感染者数や死者数が報道され、「三密を避けると多くの人々の命を救える」というメッセージが使われましたし、イギリスや他国と同じような状況になりましたよね。特に日本人は同調圧力が強いので、マスク警察や自粛警察も問題になったのをよく覚えています。
