今回は、「インド式「グルノート」の秘密」(2022年)を読みました。
過去記事「怠惰のウソを暴く」では、頑張りすぎて立ち止まれなくなった人に向けて、もっと怠けていいんだよという話でしたが、本書では、インドのグルの教えをもとに、立ち止まって何をすれば良いのかが書かれています。

まずは、何もしない時間を持つことが必要だそうです。朝立ち止まってコーヒーを飲むのでもいいし、仕事の合間に外をぼーっと眺めるだけでもいいし、お風呂にお気に入りの入浴剤を入れてゆっくり浸かるのもいいそうです。あとは、瞑想ですね。苦しみというものは、立ち止まり、その本質を見るだけで消えていくのだということでした。
人生においては、立ち止まる時間、休む時間、楽しむ時間を先に取ることが重要だとグルは教えてくれたそうです。
また、人は自己中心的になってしまうと、様々な悪いことが身の回りに起きてきます。その原因は「つながり」がないことで起きるそうです。意識がつながっているときは、相手のことを自分のことのように考えることができます。
そして、特に「つながり」の強いソウルサークルと呼ばれる9人には、「サットカルマ」という善行をすると良いということでした。たとえば、「食べ物をあげる」「洋服をあげる」「教育を受けられるようにする」「支払いを助けるようにする」など、相手を喜ばせる、助けることで、自分も救われるということです。
良い言葉、行為は、10倍の結果、
良い思考、意志は、100倍の結果、
良い状態は、1000倍の結果を生みます。
悪い言葉、行為は、マイナス10倍の結果、
悪い思考、意志は、マイナス100倍の結果、
悪い状態は、マイナス1000倍の結果を生みます。
「困っている人には誰にでも手を差し伸べましょう」ではなく、身近な9人というのが現実的で、できそうな数だなと思いました。「プルニア」という、相手の内側を育ててスピリチュアルな道に進める善行や、苦しみから解放する善行を行い、相手を導いてあげられるような存在にまでなると、望んでいる結果を1000倍で受け取れるそうです。すごい。
グルノートを書く前に、まずは心を落ち着かせましょう。
○立ち止まりめをつぶる
○呼吸に意識を向けて三回深呼吸
○眉間に意識を向ける。そこに小さな炎をイメージ
○心が落ち着いてきたらゆっくり微笑んで口角を上げる
○目を開けてノートに向かい書きはじめる

ノートは4分割して以下の順番で書いていくそうです。
1.右上に「チッタ」を書く
「チッタ」とは、心の動きのことです。悩みや苦しみなど、自分にとってネガティブな事、気になっていることを思うままに書き出します。ここでは、自分の心や頭にあることを外に出す練習だと思って、感情を抑えずにどんどん書いていきます。
2.右下に「ディバイン」を書く
「ディバイン」とは、内なる神という意味です。ここには、悩みや苦しみがなくなった理想の状態を書き出します。自分が喜びや安心、平安、感謝にあふれた毎日を送っている状態、理想の状態で生きている様子を言葉にします。
3.左上に「ディクシャ」を書く
「ディクシャ」とは、内側の才能や情熱を目覚めさせるものという意味です。ここには、理想のかなった時の感情を書き出します。
4.左下に「スワダルマ」を書く
「スワダルマ」とは、魂の目的という意味です。理想をかなえるための行動、できることを書き出します。3.のディクシャに書きだした感情を味わいながらできること、遣りたいことを書いていくと良いということでした。
カタカナの古代インド語?はよく分かりませんが、これまで様々な自己啓発本を読んできた私には、これは、絶対効果がある!と分かります。
毎日グルノートを書く中で、著者さん自身自分の中にあった制限がどんどん外れていったそうです。思うことを実践に移すから、言葉や態度や思考にパワーが宿り、拡大していきます。著者さんがインドで見たビジョンは「この地球を幸せが感じられる場所にする」だったそうです。これは、まさに過去記事「宇宙の構造」の「この人生をどう生きるか」というテーマに辿り着いたのだと思いました。
知っているだけではダメ、行動しなければいけないということはこれまでも何度も学んできたことです。私もノートを毎日書いて、行動してみようと思いました。
本書では朝がおススメで、5分で書けるということだったのですが、そこが問題なんですよね。慣れれば5分なのでしょうが、絶対最初はめちゃくちゃ時間かかると思いました。それでも1日1回立ち止まって、自分の状態を振り返るというのは、人生において大事なことなんじゃないかなと思いました。実践して、何か自分に変化があれば、また番外編で報告したいと思います。
