歯科衛生士のよみもの

kindle unlimitedで本を読み漁り、感じたことを考察していくブログです。

勝負師

今回は、「勝負強い人間」になる52か条ー20年間勝ち続けた雀鬼がつかんだ、勝つための哲学(2006年)を読みました。

 

 

その中でもすごく驚いたのが、中村天風先生と同じことを言っているということです。

 

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恐らく接点も無い全く違う世界の2人が、同じことに気付いて経験しているというのが面白く、常人の域を超えているなと思ったエピソードをまとめたいと思います。

 

 

麻雀

 

著者さんは、麻雀の世界で有名な方のようです。Wikipediaには、

大学4年生の時に麻雀を覚え、たちまちのうちに強くなり新宿の雀荘では知られることとなる。麻雀の代打ち(裏プロ)を引き受け約20年間無敗のまま現役を過ごし雀鬼と呼ばれる。勝負の際には報酬をほとんど受け取らなかったという。

と書かれていました。

私は麻雀に関しては全くの無知で、どんじゃらで遊んだ経験くらいしかない(笑)のですが、プロもある世界なんですね。そんな中、アマチュア・裏プロとして名を馳せた著者さんには、話を聞きたいと多くの人が声を掛けるようになっていったようです。

 

 

 

エピソード1:競馬を「じゃあ当ててみよう」と言って当てる

とにかく一番最初に驚いたエピソードです。天風先生も全く同じことを言っていました。どちらも「勝とう」とか「儲けよう」とかいったことは思わず、ただ純粋に楽しんでいるだけなのだそうですが、欲にまみれ、あわよくばと思ってしまう私には一生かかっても無理そうです(笑)著者さんは、日常での素直、正直、勇気、変化、自然の積み重ねだと述べていますが、第三の目のようなものが開眼しているとしか思えませんね。

 

 

エピソード2:「寒い」という意識を遠くへ飛ばす

 

これも二度見ならぬ3度読みしてしまったエピソードです。著者さんは氷の上で裸で寝ても寒くないのだそうです。「寒いものは寒い」と言っているうちは、自分の意識をコントロールすることなどできないそうです。

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天風先生もカリアッパ師のもとで2年半修行していますが、ヒマラヤの雪解け水が流れる冷たい川で何時間も瞑想をしてクンバハカを編み出しています。きっと「寒い」という意識を飛ばすというのと同じことだと思います。この修行で結核を完治して、悟りを得たそうなので、私も今年の冬は、クンバハカを使って「寒い」を遠くへ飛ばす練習をしてみようかなと思います。

 

 

エピソード3:人を楽しませ、自分も楽しく生きる

 

著者さんの人生の目的は、人を楽しませ、自分も楽しく生きることで、麻雀では「勝ちたい」と思うと勝てないのだそうです。そうではなく、「強くなりたい」と思うこと、常に「腹八分目」で20%の余裕を持つことが大事なのだということでした。著者さんは、修羅場だと思われるような場面でも楽しんでいたそうです。

天風先生も絶対積極で、人生を溌剌と楽しむと言われていましたが、過去の様々な本においても、楽しいこと、ワクワクすることが大事だということは学んできましたね。

 

 

エピソード4:心に思ったことを即行動に移す

 

「俺はこういう人間になりたい」とか「私はこれを成し遂げたい」と思ったときに、それを実現するためにもっとも大切なことのひとつは、思ったことはできる限りすぐ実行することで、それが強さにも繋がるのだそうです。心に思ったことは、それが席を譲るであっても、他人に注意するであっても、即行動するのだそうです。

過去記事メタ認知_2」でも、考えることと行動のバランスが大事だと学びました。

 

ddh-book.hatenablog.com

 

さらに、その言葉についても、この言葉は強さからくる言葉か、弱さから出てくる言葉か常に自分に問うそうです。強さから来る言葉は本質的であり、本質的な不変の部分と絶えず変化している部分を、自分の中で整理できているかどうかが大事なのだということでした。

自分の言葉をそのように分類したことはなかったので、意識してみたいと思います。意外なところで自分の弱さに気づけそうですよね。

 

 

まとめ

 

相手がイカサマをしてくると分かっている場面で勝負する時は、相手よりもハイレベルなイカサマができるということをわからせ「悪を通さない」ということをしていたそうですが、社会ではそうもいきません。その上で「強くなるためには正しくあれ」という著者さんの言葉は重みが違うし、宇宙の真理なんだろうなと思いました。本当に強い勝負師というのは、何年も修行してこの世の欲から解脱した僧侶のような人なんだということがわかりました。