歯科衛生士のよみもの

kindle unlimitedで本を読み漁り、感じたことを考察していくブログです。

視点を自在に変える

最近話題のOpenAI「ChatGPT」って使った事ありますか?
流行りもの好きな私も使ってみたのですが、本当にすごい!と思いました。
アメリカの大学生がレポートを書くときに使って問題になっているという話もありましたが、私が大学生だったら使いたい、もしくは、参考にしようかなと思うと思います。

 

ChatGPTに聞いてみた。

Q:歯周病と全身疾患との関連について説明してください

歯周病は、歯肉やその周辺組織の炎症病変であり、歯を支える骨や歯肉組織の破壊を引き起こすことがあります。歯周病は、口内環境に存在する細菌が原因となる感染症であり、悪化すると歯を失うだけでなく、全身の健康に影響を与えることが知られています。

近年、歯周病と全身疾患の関連性に関する研究が進んでおり、以下のような病気との関係が示唆されています。

  1. 心血管疾患:歯周病と心血管疾患の関係は、特に注目されています。歯周病は、心臓の冠動脈に炎症を引き起こすことがあり、動脈硬化心筋梗塞などの心臓疾患を引き起こす可能性があるとされています。

  2. 糖尿病:歯周病は、糖尿病の進行を促進する可能性があるとされています。歯周病によって引き起こされる炎症反応が、インスリンの効果を低下させ、血糖値を上昇させることが考えられています。

  3. 妊娠関連疾患:歯周病は、妊娠中の女性に対して、早産や低出生体重児のリスクを増加させることがあるとされています。

  4. 慢性腎臓病:歯周病は、慢性腎臓病の進行を促進する可能性があるとされています。

  5. 呼吸器疾患:歯周病は、肺炎や気管支炎などの呼吸器疾患の原因となる可能性があるとされています。口内に存在する細菌が、呼吸器に移行することが考えられています。

これらの疾患に罹患している人々は、定期的な歯科検診や適切な口腔ケアが必要です。また、歯周病の治療がこれらの疾患の進行を防止することができるとされています。

ね、完璧とは言えませんが、すごいでしょう。

 

技術の進化

以前、量子コンピュータについて書きましたが、本当に加速度的に世の中が変化していることを実感します。変化に対応できない人はますます取り残されるだけではなく、進化した技術に仕事を奪われてしまうでしょうね。歯科衛生士の名称独占業務である、歯科保健指導も機械に代替されてしまう日が来ると感じざるを得ません。

 

ddh-book.hatenablog.com

 

今後求められる人物とは?

「知性を磨く~「スーパージェネラリスト」の時代」(2014年)には、このように変化する時代には、垂直統合」の知性(×知識、×専門性・博識)を持つ「スーパージェネラリスト」が求められると述べられています。

 

 

スーパージェネラリスト

それは、映画「アポロ13号」のジーン・クランツのような人物だということなのですが、見たことがないのでちょっとわかりません…

 

 

本書によると、容易に答えが見つからない問いに対して、決して諦めず、その問いを問い続けること、様々なレベルでの思考を切り替えながら、瞬時に統合する能力を持つ人物と言うことでした。

 

思考の切り替え

7つのレベル(思想、ビジョン、志、戦略、戦術、技術、人間力)を垂直的に行き来しながら考え、問い続けることのできる能力が必要ということだそうです。

以前読んだ、コンサルタントに関する本にも「鳥の目」で俯瞰して見て、「虫の目」で接近して見ることが大事であると書かれていましたし、経営の神様、稲森和夫の言葉にも「リーダーたるもの周囲に安易に迎合するのではなく、お天道様が喜ぶ判断をせよ。そうすることで長期的に会社は発展していく」というものがあります。

視点を自在に変えながら物事を考えるということが、今後の世の中に求められる能力であると感じました。

 

どうしたらなれるのか?

本書によると、「上向過程の思考」つまり、下位レベルの思考を上位レベルの思考でチェックすることと、「下向過程の思考」つまり、上位レベルの思考を下位レベルの思考でチェックすることをして、「思考の往復運動」を行う訓練をすると良いそうです。

言葉にすると簡単ですが、実際に行うのはとても難しそうです。

しかし、仕事や子育てにおいても必ず思考のレベルってあると思います。地球や人間と言った超高い視点、自分の人生や生き方といったちょっと高い視点、どのような声掛けをすると良いのか、何を使って教えるのかといった低い視点からと、意識して視点を切り替えて考える訓練していきたいと思いました。

 

まとめ

ChatGPTの回答を見ても分かるように、近い将来、AIに専門的知識だけではかなわなくなる時代が来ます。その時、自分にはどんな仕事ができるのか、どのようなことを通して世の中の役に立っていくのか、今から考えていきたいですね。