皆さんの所属する組織は、VUCAの時代に変化できる組織ですか?
頭の固い、変化できない上司にうんざりしていませんか(笑)?
Googleの心理的安全性については以前紹介しましたが、今回は「「学習する組織」入門-自分・チーム・会社が変わる持続的成長の技術と実践」(2017年)を紹介したいと思います。
本書は、今まで読んだビジネス本の中で一番、組織が変われる要素が全部詰まっていると思いました。これまでに読んだ本で学んだ内容が全部入っていて、包括的内容だと思います!
チームの中核的学習能力には、3つの学習能力が必要で、それを構成する5つのディシプリン(理論と手法の体系、以下引用にD-1~5で示します。)という概念によって体系化されているそうです。
- 志を育成する力
D-1 自己マスタリー
ビジョンと現実について探求、内省を行う。自ら選択し、自身を磨き続ける
D-2 共有ビジョン
メンバー間で互いの目的や共通性を見出す。その理念を互いに対してコミットメントするパートナーシップを築く- 複雑性を理解する力
D-3 システム思考
相互関係を俯瞰的にとらええ、多様な個をとらえる- 共創的に対話する力
D-4 メンタル・モデル
自らの思考やコミュニケーションを開放する
D-5 チーム学習
チームメンバー間の意図や理解が「合致」した状態を生み出すこと
書いてみましたが、これを読んでもよく分からないですね。要は、1人で、みんなで常に考えて、変化し続けることだと理解したのですが、詳しく知りたい方は、是非本を読んでみてくださいね。
その中で、必要だなぁ、私にはできないなぁとつくづく思ったのが「質問する技術」です。
「問いかけの作法 チームの魅力と才能を引き出す技術」(2021年)には、どのように質問を見立てて、組み立てて、投げかけると良いのか具体的に書かれていてとても参考になります。
歯科衛生士もいくら座学で学んでも実技をしないとできるようにはならないです。質問の技術も読んだだけではできませんので(涙)、仕事や会議で少しでも練習していけたらいいなと思っています。